米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国基地、文化適合プログラムの一環で10月17日、表千家茶道クラブによるクラスで岩国基地住人が茶道を学んだ。
基地住人は、室内に飾られた掛け軸やお花などの重要性や茶道でのお茶のいただき方について学びながら、お茶とお饅頭をそれぞれ受け取った。
「お茶を飲むのになぜクラスを受ける必要があるのか。」と思う人もいるだろう。アメリカでは単純なことのように思われることだが、日本で「お茶をいただく」ためには14もの手順を踏まなければならず、これらの手順は調和、敬意、平穏、調和、また季節との関係などの美徳と深く結びついている。
クラスを受講した基地住人は、「クラスの講義は大変役に立つもので、実際の茶会に参加する自信がついた」という。
「日本で茶道を体験したとき、何をしているのかが全くわかりませんでしたが、今日はこの短時間のクラスのおかげで、多少はわかるようになりました。」と話すのは、岩国基地住人のエリカ・エドワードさん。「日本の文化はアメリカのそれとはまったく異なるので、理解するための見識を持つことは素晴らしいと思います。」
日本文化に高い関心を寄せる基地住人に茶道を教えるにあたり、先生たちも意気込みを表した。
「日本の伝統を基地の皆さんに教える機会を設けて頂いて、嬉しく思います。」と話すのは、表千家茶道クラブのリーダーであり、自衛隊航空整備士のキシ・ヨシハル二等海曹。「基地の皆さんが日本文化に興味を持ってくださるのは、嬉しいことです。」
次回のお茶会は岩国市の吉川茶室で11月8日に予定されている。
「茶の湯は誰にでも開かれています。」とキシ二等海曹。「どうぞいらして、茶の湯でリラックスしてください。」