米海兵隊岩国航空基地 -- 10月17日の朝、岩国中心街でトランペットが鳴り、ドラムの音が響き渡った。今年で第54回を数える岩国祭りのスタートを知らせるためだ。
岩国祭りを主催するのは岩国市、岩国商工会議所、岩国観光協会。
この日、ライブコンサートや踊り、パレードや屋台など、様々なアトラクションを楽しもうと、およそ98,000人が訪れた。
岩国市内の様々な学校による吹奏楽パレードが通りで行われると、観客の歓声があがった。
「岩国祭りは市民の皆さんがお互いに交流できるすばらしい機会だ。」と話すのは、福田良彦岩国市長。「このお祭りでは、地域の伝統的な食べ物を楽しんだり、地元の製品を使ってみたり、地元の音楽を聞くことができる。みんなが交流したり、情報を共有したり、地域社会の気持ちを分かち合える。」
このお祭りのために、岩国駅からの駅前本通りは交通規制が行われた。
開会式が終わると、小さなフリーマーケットが集まって、食べ物から洋服、雑貨など、さまざまなものが販売された。ステージが組まれ、地元のバンドの演奏が始まった。
多くのダンスグループがマイケル・ジャクソンや日本の伝統的な音楽にあわせて踊り、観客を楽しませた。
岩国基地からは、海兵第171航空支援師団中隊(MWSS-171)と第36戦闘補給部隊(CLC-36)所属の隊員20名以上が、礼装(ブルードレス)、常装、戦闘服(迷彩服)を着用して、岩国祭りに参加した。
参加した隊員たちはテントを組み立て、訪れた日本人と握手したり、写真を撮ったりした。
海上自衛隊も海兵隊員と一緒にテント設置し、同様に訪れた観客と時間を過ごしていた。
福田市長は、「海兵隊員も海上自衛隊員も岩国市の市民であり、この岩国祭りに参加してくれたことを感謝している。両隊の参加は元気な岩国の模範になると信じている。」と話した。
CLC-36、サプライスペシャリストのエストレージャ・ボレゴ兵長は、地域社会のつながりを強化するために岩国祭りに参加した
「岩国の地域の皆さんが、私達を見て、私達が市民の皆さんと時間を共有したいと思っている人だとわかってほしい。日本の文化をもっと学ぶために、市民の皆さんが提供してくれることを体験したいと思っている。」
中心街にある小さな公園は、ドッグレースやポニー乗り、マジックショー、ミニSLなどが催される場所に変わっていた。
人々の笑い声は会場にあふれ、様々なアトラクションで楽しんだ。
「とっても楽しい。本当に楽しめた。」と話すのは、岩国祭りに訪れたサカモト・ヒロミさん。「基地の人や周辺地域から来た人たちと交流を深めることができるいい機会になった。」
サカモトさんはこれまでにも何度も岩国祭りに訪れており、家族でいつも楽しんでいるという。
お昼に差し掛かると、太鼓が鳴り響き、結びのパレードが始まることを告げた。
岩国駅までの通りを地元のクラブや音楽グループが音楽が終わるまで踊ったり、行進し、祭りの終わりを告げた。
祭りは成功し、始まりと同じようにドラムが鳴り響き、観客の拍手と歓声で幕を閉じた。
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およそ98,000人が訪れた岩国祭りは岩国市、岩国商工会議所、岩国観光協会の共催で行われた。海兵第171航空師団支援中隊(MWSS-171)と第36戦闘補給部隊(CLC-36)から20名以上の海兵隊員が岩国祭りに参加し、一番好きな軍服を着て、地元の人々を迎えた。
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第54回岩国祭りの閉幕パレードで行進する、海上自衛隊の隊員。岩国基地の海兵隊員がブースを訪れた観客と握手したり、写真を撮ったりする隣で、海上自衛態は岩国基地のブースの隣にテントを設置した。
写真3
10月17日に行われた第54回岩国祭りの閉会のパレードで踊りを踊る日本人。閉会のパレードでは岩国駅周辺の様々なクラブも浴衣や衣装を着て参加した。
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10月17日に岩国市で行われた第54回岩国祭りで、岩国消防署のはしご車に乗る親子。他にも、岩国市のコミュニティサービスが参加して、ゲームや催し物を提供した。この祭りのために、岩国駅から本通りは交通規制が行われ、コンサート、踊り、パレード、屋台などが行われた。