米海兵隊岩国航空基地’ -- 岩国市立通津小学校で3月11日、文化交流行事が行われた。
この行事は日本人とアメリカ人が集まり、岩国基地の住人に日本文化を教えるというもの。
「アメリカ人は日本語を学び、日本人は英語を話す練習になります。」と話すのは、岩国基地、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)、文化交流プログラム担当のワタナベ・ミキエさん。「この交流行事で楽しい時間を共有し、新しい友人を作ることで、偏見のない心を持てるようになります。」
この日は茶道の実演が行われ、茶を点てる背景にある伝統をアメリカ人ゲストに教えてくれた。実演後、日本人中学生が抹茶を点て、ゲストに振る舞った。生徒たちは部屋に入ると、正しいお茶の飲み方を教えてくれた。
料理の先生はお味噌汁と炊き込みご飯の作り方を実演。先生は料理に使われている材料を説明し、それぞれの料理は、それぞれ違う温度で調理する必要があると強調した。
「どこへ行っても、食べ物は世界共通の言葉です。」と話すのは、第121海兵戦闘攻撃中隊(VMFA-121)、資材管理補給発送係のラリー・ガラビート三等軍曹。「生活の仕方は、その人たちが食べているもの、また食事の作法から知ることができます。」
ガラビート三等軍曹は、「文化交流に参加し、茶道の伝統を学ぶことで、思考を広げることができた。」と話す。
「今日の行事に参加した人は皆さん、何か新しい体験をしました。」とワタナベさん。「岩国基地に赴任した時に居心地の悪さを感じる人も中にはいます。ですから、私たちはそういう人たちに日本人と出会い、新しいことを学ぶ機会を提供しているのです。」