米海兵隊岩国航空基地 -- 友達や家族がフィールド横にある観覧席に集まると、岩国基地と周防大島の子供たちが整列し、試合が始まる。この試合は、彼らが子供時代に経験する他のスポーツトーナメントとは違う。これは10月21日に周防大島で開催された、地元と基地の子供たちが参加する国際親善試合である。
日米の子供たちは中央に整列して、キックオフ。相手チームの選手の目を見ながら、チームメイトへのパスで試合が始まった。
試合中、子供たちは上手なボールの扱い方や妙技を披露。試合で使用されたのは子供用サイズのボールだが、それでもほとんどの子供たちの膝近くに届くほどの大きさだった。つまづく子供やあまり上手くない子供もいる中、保護者達は次はどうなるかと気をもんだり、転ばないようにとハラハラしながら、サイドラインの外で座って観戦していた。
最初のゴールが決まると、試合に夢中になった保護者は「イエス!」と叫びながら観覧席でジャンプ。他の保護者達も自動販売機で買ったり、クーラーボックスで持参した飲み物やお菓子を食べながら試合を観戦した。
「このトーナメントに参加するのは今年で三回目です。」と話すのは、岩国基地司令、リチャード・ファースト大佐。「私が岩国に赴任してから多くのイベントに参加してきましたが、これは一番気に入っているイベントの一つです。最近の数年間の中では、このトーナメントは海兵隊員としてのこれからの人生の中で記憶に残るイベントになるでしょう。」
マリンコー・コミュニティ・サービス(MCCS)イワクニは中国四国防衛局、周防大島町と協力し、このトーナメントだけでなく他のイベントも開催してきた。それは、岩国基地に赴任しているアメリカ人とその家族が夢中になれるユニークな体験を提供している。
「MCCSイワクニ、ユース・スポーツの任務は岩国基地内の青少年が楽しく、積極的に活動できる機会を提供することです。」と話すのは、サッカートーナメントの進行役を務めたルミ・バーゲルさん。「ユース・スポーツ・プログラムは。3歳から15歳までの子供たちに野球、サッカー、フラッグフットボールやチアリーディングなど様々なスポーツに参加する機会を提供しています。」
MCCSユース・スポーツに関する情報は、mccsiwakuni.comを参照のこと。