米海兵隊岩国航空基地 -- 11月22日、岩国市玖珂町で行われた鞍掛城まつりに岩国基地の海兵隊員が参加した。
このまつりは、自分たちよりずっと大きな兵力を持っていた敵軍に立ち向かっていった玖珂の侍を称えて行われている。
「海兵隊員として、岩国市の地域社会に参加することができました。」と話すのは、司令部司令中隊、報道部、メディア担当のネイサン・ウィックス兵長。「侍の甲冑が着れることにとても興奮し、嬉しく思っています。」
海兵隊員と日本人参加者は玖珂駅から出発して、メイン会場であるこどもの館まで行進。メイン会場に到着すると、16世紀に戦いのために行進した侍の最後の対決を再現した合戦出陣絵巻を繰り広げた。
「海兵隊員の皆さんの侍としての振る舞いや行進は熟練していました。」と話すのは、まつりの参加者で玖珂町出身のヒグチ・ノブヒロさん。「隊員の皆さんは甲冑を着るのを喜んでいるように見えました。町の人たちも隊員の姿を見て、『一緒に写真を撮りたい。』とか『かっこいい。』と話しているが何度も聞こえました。」
出陣絵巻が終わると、侍たちは甲冑をはずして、まつりを楽しんだ。地元の日本人は様々な食べ物や飲み物を勧めてくれ、隊員は玖珂町の地域社会と交流した。
まつりの主催者は、今後も海兵隊員がこの伝統的なまつりで大きな役割を果たし、もっと多くの隊員に参加して欲しいと望んでいる。
「お分かりかと思いますが、地域社会はこの伝統を大切にしています。」と話すのは、まつりの主催者で相談役のフジオカ・タツマリさん。「もっと多くの隊員の皆さんがこの玖珂地域に出かけてくださり、私達の文化を楽しんで欲しいと思っています。」