米海兵隊岩国航空基地 -- 11月8日、シンフォニア岩国で開催された第54回日本語・英語スピーチコンテストで、マシュー・ペリー小学校と高校、岩国市内の学校の生徒達がそれぞれの母国語の能力を披露した。
5人の審査員の前で、日本人の生徒は英語で、ペリー小学校、高校の生徒は日本語でそれぞれスピーチを披露した。岩国基地内の日米協会主催のこのコンテストは、日本人とアメリカ人の理解と友好関係を促進させる。
日米協会のジャビエール・マルティネス会長は、「日本に来たアメリカ人の子供ができる一番いいことは、日本語を勉強することです。」と話した。
「言語を学ぶことは、子供達が経験を積み、文化を学ぶための多くのドアを開けることになります。」とマルティネス会長。「人前で話すことは、自尊心の向上にもつながります。」
スピーチコンテストは学年ごと、初級グループ、上級グループとに分かれて競われた。上級グループでの優勝者、ミカイヤ・ハリスさんは、「何かで優勝するのは今回が初めてです。」と話した。
「日本に引っ越してきた9年前も、日本語は結構上手に話せていたのですが、ペリースクールではだれも日本語を話しませんでした。」とハリスさん。「ですから、コンテストへの参加はちょっとした挑戦でした。子供達が日本語を学ぶのはいいことだと思います。言葉の壁を越えて友達を作ることができるからです。」
日本人生徒は学校で英語を学ぶが、ペリースクールの子供達はスピーチを書くときに、日本語を話す先生の助けが必要だ。それぞれの参加者がそれぞれの原稿を書き、審査員はスピーチの声の大きさ、流暢さ、手の動きを審査する。
参加した日本人生徒の一人、川守田翔さんは「学校で楽しく英語の授業を受けているので、先生がこのコンテストに参加するよう勧めてくれました。」と話す。
「英語を習うのは楽しいと思います。英語を話すのにもっと自信をもって話せるようになりたいです。」と川守田さん。
マルティネス会長は、「もっと多くのアメリカ人にこのコンテストに参加してもらうことを目標にしています。そうすることで、日米文化の理解を深め、新しい関係が促進されるからです。」と話した。