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米海兵隊岩国航空基地

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基地従業員がイノシシから男性を救助

By アリッサ・シュニング兵長 | | January 29, 2015

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岩国基地勤務の従業員3名と岩国市民1名が2014年12月25日、岩国警察署長から感謝状を受け取った。

感謝状を受けたのは岩国基地勤務のトーマス・クーパーさん(ネットワーク・オペレーション専門職)、天玉(てんぎょく)智子さん(基地契約企業勤務)、川元京三さん(アーミー・コー・エンジニア勤務)の3名と岩国市民1名。この感謝状は2014年、11月23日、岩国市内でイノシシに襲われた日本人男性を救助したことによるもの。

クーパーさんの説明によると、11月23日の夕方、妻である天玉さんと一緒に家に戻ると、道路を歩いていた男性が、およそ230ポンド(約104.3キログラム)ほどの野生のイノシシに襲われているのを目撃した。

「最初、うちの隣に住む日本人が塀の上に上って、ヘッドホンをつけて歩いている男性に合図をしているのに気づきました。」とクーパーさん。「まず思ったのは、小さな熊が女性の家の庭から走って出てきて、男性を襲ったのだと思いました。」

クーパーさんの話では、その近所でイノシシを見ることはほとんどないのだが、そのイノシシは男性を地面にたたきつけると、まさに男性を食べようとして向かっていった。

「イノシシは男性の右の太ももに噛み付き、男性をぬいぐるみか何かのように投げました。」とクーパーさん。「それを見てすぐに車から降り、イノシシに向かって投げられる棒や石などはないか探しました。」

クーパーさんは必死でイノシシの注意をそらそうとし、一方で川元さんはシャベルを地面にたたきつけていた。その間、天玉さんは車の中から救急車と岩国警察署へ電話した。

天玉さんによると、イノシシは約2分ほど男性に対する攻撃を続け、心配した天玉さんは車のクラクションを鳴らし始めた。

「ショベルを地面にたたきつける音とクラクションを鳴らし続けたことで、やっとイノシシは恐れて、最初に出てきた庭の裏に逃げて行きました。」とクーパーさん。

イノシシは男性に対する攻撃をやめて庭の裏へと逃げていったが、またイノシシが戻ってこないようにする術(すべ)は何もなかったとクーパーさんは話す。

「イノシシは最初にフェンスを破って庭に入っていたので、庭に戻ったからといって安全になったわけではありませんでした。」とクーパーさん。「それで被害者の男性を救助するより先にイノシシを追い込むために、すぐに車を破れたフェンスの前へ移動させました。」

イノシシを閉じ込めた後、天玉さんと川元さんは救助のために男性の元へ駆け寄った。

「男性はかなり負傷していました。」とクーパーさん。「イノシシは男性の足のかなりの部分を噛み切っており、目の上は牙で突かれ、頭部も噛まれていました。指も一本噛まれていましたが、それは医者が後でつなげてくれました。」

救急車が現場に来るまでの間、クーパーさんは男性の意識を保つよう務めた。

「私は医者ではありませんが、頭部の怪我は危険だということはわかります。」とクーパーさん。「どのような手段を使っても、男性が意識を失わないようにしていました。脳震盪(のうしんとう)を起こして意識がなくなってしまうと、こん睡状態に陥り、意識が戻る保障がなくなるからです。」

救急車と警察が現場にすぐに駆けつけ、男性は救助され、イノシシは捕獲された。

「(重傷を負った男性は)回復しているそうです。」とクーパーさん。「病院に男性のお見舞いに行ったのですが、男性はあの日起こったことは幸いだったと話していました。イノシシに襲われたことではなく、周りに誰かがいるような時間帯と場所で起こったことが幸いしたということです。経過はすべて良好だそうです。」

クーパーさん、川元さん、天玉さんを驚かせたのは、3人の勇敢な行動に対して、クリスマスの日に岩国警察署から感謝状が送られたことだ。

「自分達がしたことで感謝状をいただけるなんて、思っても見ませんでした。」とクーパーさん。「するべきことをしただけです。死に到るかもしれないほどの重傷を負った男性を救助できたのですから、それだけで十分です。」


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