米海兵隊岩国航空基地 -- 海兵第12飛行大隊(MAG-12)と海兵第12航空補給中隊(MALS-12)の新格納庫とその他施設の正式運用開始を祝う式典が3月27日に岩国基地のフライトラインで行われ、海兵隊員、基地住人、日本人来賓が出席した。
これらの施設は、基地の77パーセントを改築再編する防衛政策見直し協議(米軍再編事業)の下で行われている工事の一部として完成した。その他の工事は現在も継続中である。
岩国基地司令官、ロバート・ブシェー大佐が最初に挨拶をして出席者を歓迎した。
「これら新施設の完成に寄与してくださった方々に感謝を述べたい。」とブシェー大佐。「まず最初に、我々のホスト国である親切な日本の皆さんにお礼を述べたい。我々にとって素晴らしいホストである日本の皆さんには、どんなに感謝しても感謝し尽くせない。」
ブシェー大佐は続いて、中四国防衛局の関係者、施設建設に携わった工事関係者、飛来する中隊を支援しているMAG-12の海兵隊員に対する謝辞を述べた。
ブシェー大佐の挨拶が終わると、MAG-12司令のハンター・ホブソン大佐が新格納庫について述べた。
「これら新格納庫とその後ろにある建物は、岩国基地施設の発展における大きな一歩をあらわしている。」とホブソン大佐。「これらの施設は、より優秀で即応体制が整った中隊を意味している。即応維持体制がこれまでより整ったということは、この地域の安定保持にとって大きな要因である。」
ホブソン大佐に続いて、第一海兵航空団(1stMAW)司令のスティーブン・ラダー准将と米海兵隊基地司令部指揮官のホアン・アヤラ少将が挨拶。新施設が象徴するものについて話した。
「これらの新格納庫と新施設はモルタルとレンガでできた建物というだけではない。強固な同盟関係にある日米両国の協力関係を象徴するものである。」とアヤラ少将。「これらの建物は、我々米軍と日本の自衛隊との素晴らしい関係を表している。我々が日本政府や日本人のみなさんと現在まで緊密な関係を続けていることが目に見える形となったものがこれらの施設だ。」
式典はアヤラ少将、ラダー准将、ブシェー大佐、ホブソン大佐が、藤井高文中国四国防衛局長と一緒にテープカットをして終了し、新格納庫は完全に運用可能になった。
写真1:3月27日、海兵第12飛行大隊(MAG-12)と海兵第12航空補給中隊(MALS-12)の新格納庫とその他施設の正式運用開始を祝う式典でテープカットをする、(写真左から)岩国基地司令、ロバート・ブシェー大佐、米海兵隊基地司令部指揮官、ホアン・アヤラ少将、中国四国防衛局、藤井高文局長、第一海兵航空団司令、スティーブン・ラダー准将、海兵第12飛行大隊司令、ハンター・ホブソン大佐。このテープカットで新施設は完全に運用可能となった。
写真2:3月27日、海兵第12飛行大隊(MAG-12)と海兵第12航空補給中隊(MALS-12)の新施設の正式運用開始を祝う式典が行われた岩国基地のフライトラインで、出席した海兵隊員、基地住人、日本人来賓の前で挨拶する、米海兵隊基地司令部、指揮官のホアン・アヤラ少将。
写真3:3月27日、海兵第12飛行大隊(MAG-12)と海兵第12航空補給中隊(MALS-12)の新格納庫とその他施設の正式運用開始を祝う式典で挨拶する、海兵第12飛行大隊司令、ハンター・ホブソン
大佐。
写真4:3月27日、海兵第12飛行大隊(MAG-12)と海兵第12航空補給中隊(MALS-12)の新格納庫とその他施設の正式運用開始を祝う式典で挨拶する、岩国基地司令、ロバート・ブシェー大佐。