米海兵隊岩国航空基地 -- 広島市のあおぞら子供神楽団が7月16日、岩国基地のスクールエイジセンターで神楽を披露した。
これは日米の子供たちが交流できるよう、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)、ユースカルチャープログラムが企画したもの。
「アメリカの子供たちに日本文化を見てもらいたいと思いました。」と話すのは、ユースカルチャープログラムの調整担当のシシド・シンイチさん。「神楽のおかげで、子供たちは今日の体験から何かを学ぶことが容易にできたように感じました。」
この日の演目は「鈴鹿山(すずかやま)」。8世紀頃の話で、さらわれたお姫様を救い、鈴鹿山の鬼を退治した武将の物語。
もともと神道の神様に奉納される歌舞として始まった神楽は、現在は稲刈りの時期に自然と神々への感謝を表す儀式で行われており、平和と収穫の恵みを祈る歌舞になっている。
「このイベントの目的は、ホスト国である日本と基地の子供たちがつながりを築くことです。」と話すのは、ユース・アンド・ティーン・センターのプログラム・アシスタント、ブリアンヌ・クレムさん。「そうすることで、基地の子供たちは日本文化や歴史を知ることができ、日本人の儀式の重要性を理解することができます。」
岩国基地で神楽公演が行われたのは今回で二回目。
シシドさんは、「これからも同様のイベントをもっと紹介していきたい。」と話す。
「子供たちがこのようなプログラムに参加することは本当に重要だと思います。」とクレムさん。「子供たちが夏休みの間に参加できることを提供してくれますし、脳も活性化されます。また、子供たちは夏休み中に他の子たちと会うこともできますし、日米文化の橋渡しとしての役割も果たしてくれます。」