米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国市で6月9日、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)、文化交流プログラムと一緒に岩国基地住人が日米親善田植え体験交流会に参加した。
この田植え体験交流会は、基地住人に伝統的な田植えの方法を学んでもらおうと実施された。
「何もしないでじっとしていたり、何もすることがないと思いながら基地の中に居るくらいなら、絶対に基地の外に出て、日本文化を体験するべきです。」と話すのは、米海軍ファミリー・クリニックの看護師、アシュリー・アクリース米海軍大尉。「本当に全く違う文化を体験することができますし、それは二度と体験でき
ないことかもしれません。」
基地住人は日本人と一緒にぬかるんだ田んぼの中に入り、苗がきちんと列になって植えられるよう、横一列に並んで歩きながら小さな苗を植えていった。
田植え終了後、参加者は手づくりカレーの昼食をいただき、地元でとれたお米を販売している農産物直売所を訪れた。
基地住人は10年以上、岩国市内の田んぼで春に田植え、秋に稲刈りをしている。
この日米親善田植え体験交流会を始めたのは新庄菊子さん(岩国市在住)。新庄さんはこれ以外にも、基地住人が参加するイベントの多くに参加したり、調整をしている。
新庄さんはボランティア団体「地域交流の里」の代表を務めており、この団体がMCCS、岩国市役所、山口県庁、地元農家と一緒に、この体験交流会を企画した。
MCCS、文化交流プログラム担当のワタナベ・ミキエさんは、「文化交流プログラムは、基地住人の皆さんに日本文化を体験する機会を提供しています。この交流会のようなイベントを通じ、言葉や文化の壁を乗り越えるお手伝いをするためです。」と話した。