MARINE CORPS AIR STATION IWAKUNI, Japan -- 岩国基地住人が5月19日、岩国市地方卸売市場を訪れた。
卸売市場ではふれあい朝市が開かれており、参加した基地住人は新鮮な魚や果物、野菜、おにぎりやかき氷などの買い物を楽しんだ。
ふれあい朝市は毎月第三土曜日に開かれていて、このツアーは文化交流プログラムが今回、初めて企画した。
「この朝市は、基地住人が地元地域に溶け込むには最適のイベントです。」と話すのは、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)、文化交流プログラムのワタナベ・ミキエさん。「朝市で買い物を楽しんだり、野菜や果物、お肉などの地元産のものを見ることができました。」
市場に到着すると、まず最初に市場近くのジューススタンドからコーヒーとお水のおもてなし。それぞれが市場内の地図を受け取ると、基地住人は自由に市場内の朝市を散策した。
建物の外ではウナギのかば焼き、カラフルなおにぎりや生花が売られていて、建物内では買い物客が通るたびに、魚の種類と値段を叫ぶ売り子の声が響いていた。
外には果物や野菜でいっぱいの箱が置かれていて、そのそばには売り子が袋を持って立っていた。
「新鮮な農産物が買えたことが、一番よかったです。」と話すのは、この日参加したアリッサ・グラニッロさん。
朝市が終わりに近づくと、ステージの周りに人が集まり、売れ残った野菜や肉の競り落としが始まった。
ワタナベさんの説明によると、卸売市場では仲卸業者が競りに参加して新鮮な野菜や肉を買うのだが、この日は基地住人や朝市に来た買い物客に競りがどのようなものかを見せるため、売れ残ったもので競りを行い、買い物客も参加した。
競り終了後は子供向けの菓子まき。子供たちは投げられたお菓子を取ろうと、人込みをかき分けて前へと進んでいった。その後、大人も参加して紅白の餅まきも実施された。
ワタナベさんは、「基地住人の皆さんが基地外での活動に関する知識を深められるよう、このツアーを企画しました。これからは自分たちだけでも朝市や他のイベントにも参加しやすくなると思います。」と話した。