米海兵隊岩国航空基地 -- 日米協会(JAS)が3月17日、岩国市で第61回文化祭を開催した。
この文化祭は毎年、基地内で開催されているが、岩国市の一般市民も基地住人と一緒に参加できるように、今年は初めての試みとして岩国市役所で開催された。
岩国基地司令のリチャード・ファースト大佐は、「この文化祭は、JASが実施するイベントの中でも最も素晴らしいものの一つとして継続しています。」と話した。「岩国市が支援してくださったことで岩国市民の皆さんも参加できるようになり、嬉しく思います。」
「文化祭を基地外で開催することで、基地の住人も基地外で午後を過ごすことができました。」と話すのは、JAS会長のボビー・シバザキさん。「この文化祭は、基地住人が岩国市民の皆さんと一緒に日本文化を学び、楽しむ機会になっていると思います。」
文化祭では、折り紙、習字、生け花など、多くの日本文化アクティビティが準備されていた。また、日本人ボランティアがアメリカ人参加者に着物を着せたり、お茶会を開いたり、反射神経が試されるけん玉を教えたりした。
文化祭の始まりは、全員で一緒に作った巻きずしを食べ、続いてけん玉パフォーマンス。アクティビティコーナーでは、来場者にけん玉のパフォーマンスのやり方や、新しい技の取得方法を教えていた。
文化祭の最後を飾ったのは神楽。神楽は音楽と一緒に演じられるドラマティックな踊りで、面をつけた演者が小道具や龍のコスチュームをつけて演じる。神楽の演者は観客を巻き込んで、会場は笑いと笑顔につつまれた。
JASの役割は米軍人とその家族、民間人が日本の人々と出会い、交流することを支援し、地方レベルで日米の友好関係を強くすること。
「私たちのもう一つの目標は、岩国基地と岩国市民の友好関係を強固なままに維持することです。」とシバザキさんは話した。