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米海兵隊岩国航空基地

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Distinguished guests from Marine Corps Air Station Iwakuni (MCAS) and Iwakuni City cut the ribbon for Kizuna Stadium during its grand opening in Iwakuni City, Japan, Nov. 4, 2017. The grand opening was celebrated with a round of thank-you speeches by MCAS Iwakuni and Iwakuni City officials, a ribbon-cutting ceremony and was highlighted by a friendly baseball game between American and Japanese high school students. (U.S. Marine Corps photo by Cpl. Carlos Jimenez)

Photo by Cpl. Carlos Jimenez

キズナスタジアムがオープン

8 Nov 2017 | カルロス・ヒメネス伍長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

愛宕スポーツコンプレックス内の野球場、キズナスタジアムで11月4日、オープン記念式典が行われ、多くの日本人とアメリカ人が詰めかけた。この施設は岩国市と岩国基地が長年共に努力を重ねて完成した。

グランドオープニングでは、岩国市職員や岩国基地関係者によるスピーチやテープカット、また、日米の高校生による日米友好親善野球大会が行われた。

福田良彦岩国市長やリチャード・ファースト大佐をはじめ、この記念式典を主催した岩国市と岩国航空基地から出席したゲストが、日米友好のシンボルであるハナミズキの植樹を行った。

「今日は岩国市、岩国基地の両方にとって重要な日となりました。」とファースト大佐。「このキズナスタジアムのような施設は、私たちが楽しいイベントを実施したり、岩国市や山口県の皆さんと友好関係を深めていくのに役立ってくれるでしょう。岩国市や山口県は海兵隊基地を受け入れてくれています。ですから、市民や県民の皆さんも基地の一部だと感じてもらうことが重要なのです。日本の皆さんは私たちを支援し、私たちも日本の皆さんを支援しています。私たちは良き隣人でありたいと願っています。共同使用されるこの施設は、岩国市や基地の住人に解放されます。そうすることで、一緒に楽しめるのです。」

このスタジアムはただ、スポーツをするためだけの施設ではなく、岩国市における日米友好の証である。野球場内に植樹されたハナミズキや、「キズナ(絆)」という名前は、強固な日米同盟の表れである。
 
この日植樹されたハナミズキは、「友好の木-ハナミズキ・イニシアチブ」プロジェクトでアメリカから贈られた3,000本の一部。「友好の木-ハナミズキ・イニシアチブ」は2012年に立ち上げられたプロジェクト。百年ほど前、東京からアメリカに友好のしるしとして3,000本のサクラの木が贈られ、現在はワシントンD.C.で花を咲かせている。そのサクラ寄贈から100周年を迎えた2012年にその返礼として、米国民から3000本のハナミズキを日本に贈ったもの。

式典では、来賓として招かれた在福岡米国領事館のジョイ・ミチコ・サクライ主席領事が、ハナミズキ・プロジェクトについてスピーチをし、記念品を受け取った。サクライ主席領事にとってスタジアムのオープン記念式典は、日本人とアメリカ人が行き交う街でこのプロジェクトを継続する機会にもなった。

「3000本ものハナミズキを植樹する場所を見つけるのは簡単ではありませんでした。そこで3000本を分割して、私たちにとって大切な場所に植樹してもらうことに決めました。」とサクライ主席領事。「このプロジェクトを担当していた当時、私は東京にあるアメリカ大使館に勤務していて、岩国は日米友好のシンボルであるハナミズキを植えるのにふさわしい候補地としてあがりました。岩国には50本を植樹しようと決めたのですが、このスタジアムは日米友好関係のシンボルになっると考え、50本の中から何本かをここに植えることにしました。」

日米親善野球大会では、サクライ主席領事が始球式を務めるという栄誉ある役割を与えられた。アメリカ人チームは、横田、座間、佐世保、そして岩国の在日米軍基地の高校生で構成された『ウェスト』。対する日本人チームは、地元の高校生で構成された『イースト』。どちらもこの日のために特別に結成されたチーム。

試合結果は『イースト』が『ウェスト』に勝利。第二試合は、両チームの選手が日米混合チームを作って対戦した。

「日米の子供たちは、素晴らしい体験ができたと思います。」と話すのは、『ウェスト』チームのスティーブン・フェンチ副監督。「力のある日本人チームと素晴らしい試合ができました。日本人選手はとても礼儀正しく、基礎のできたチームでした。レギュラーシーズンだとお互いに勝つための試合をしますが、選手がみんなで一緒にいるときは、大きな家族のような雰囲気です。」
 
このスタジアムは最大で8000人を収容可能。メインの野球場に加えて、ソフトボール競技場が二面ある。

サクライ主席領事は、「今後はこの会場が、2020年の東京オリンピックに参加するアメリカチームの練習場や、広島東洋カープの練習場として使用されることを望んでいる。」と話した。

「この施設はアマチュアスポーツはもちろん、プロスポーツにとっても、ワールドクラスのスタジアムだと思います。」とサクライ主席領事。「中学生から大人まで、アメリカ人と日本人が一緒にスポーツができる素晴らしい施設になってほしいと願っています。この施設が試合や練習の会場として使用されれば、岩国市の地位も上がりますし、実際、スポーツ交流や文化交流をするには最高の場所です。」

岩国市民とアメリカ人は十年近くに渡り、この施設を完成させるために尽力や努力を重ねてきたが、キズナスタジアムは岩国市のスポーツ振興や日米友好の礎になる可能性がある。

「岩国の皆さんはこれまでずっと、基地を受け入れて下さってきました。このスタジアムはその深い友情を象徴する素晴らしい施設です。」とサクライ主席領事。「ご存知のように、スポーツはとても普遍的なものです。仲良くなるのにお互いの言葉を話す必要はありません。ルールさえ知っていれば、ただ一緒にプレーすればいいだけです。何千人とは言わないまでも、何百人もの文化の異なる人々が一体になれる最高の方法です。」

 


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