米海兵隊岩国航空基地 -- クラブ岩国内のランディングゾーンで7月15日、日本人従業員退職者感謝状授与式が行われ、関係者や基地隊員が出席した。
この退職式は、岩国基地で長年に渡って勤務してきた日本人従業員に対する感謝の意を伝えるために実施されている。
岩国基地司令官のロバート・ブシェー大佐が退職者へ向けて挨拶をし、従業員の基地に対する貢献について感謝と尊敬の意を表した。
「皆さんの誠実で献身的な貢献がなければ、岩国基地が使命を達成することは不可能であったことは言うまでもありません。」とブシェー大佐。「ですから、基地の成功は皆さんの成功だということを感じていただき、個人としても大いに満足していただきたいと思います。」
退職者の中には基地に30年以上勤務している人もいて、他の退職者もそれに近い勤続年数になっている。
「退職式が始まる前は自分が退職する実感は特になかったのですが、実際に式に出席すると実感がわいてきました。」と話すのは、写真班、コンピュータ・グラフィックス・アーティストおよびカメラマンの尾迫忠弘さん。
ブシェー大佐は、「退職される皆さんは基地で勤務している間、人生を豊かにするような稀有な経験をされたのではないかと思います。」と述べた。
日本人従業員にとって基地で働くことは、言葉の壁を乗り越えたり、文化の違いを克服したり、同僚の頻繁な転勤を体験したりしなければならない。このようなことに挑戦しながらも、日本人従業員は仕事で成功を収め、友好関係を築いてきた。
「基地で働くことは私にとって大変、価値のある体験でした。」と話すのはFEAD岩国事務所の契約専門職、オガワ・キョウコさん。「同僚の皆さんに本当に感謝していますし、私達はいいチームだったと信じています。お互いに意思疎通を図り、助け合い、尊敬していました。これからも同僚の皆さんといい関係を築いていきたいと思っています。」
ブシェー大佐は退職者への挨拶を、次のメッセージで締めくくった。
「皆さんそれぞれが退職生活に入られたとき、それは幸せで豊かなものだと確信していますが、素晴らしい人生が待っていることをお祈りしています。」とブシェー大佐。「海兵隊員、海軍隊員、岩国基地の民間人全員を代表して、皆さんが基地と基地コミュニティのためにご尽力いただいたことすべてに心からのお祝いと感謝を申し上げます。」
日本人従業員はこれからも岩国基地で勤務を続け、その道のりの中で日米同盟を向上させ、絆を深めていく。