米海兵隊岩国航空基地 -- 6月17日、海兵第12飛行大隊(MAG-12)主催の日本人将校交換プログラムの一環として、海上自衛隊の航空学生が岩国基地を訪問した。
交換プログラムの目的は、日米パイロットがお互いの理解を深め、仕事上における関係を深めること。
この日は山口県下関市にある海上自衛隊小月航空基地から、小月教育航空隊の学生30名が岩国基地を訪問。海兵第122戦闘攻撃中隊(VMFA-122)所属のF/A-18Cホーネットの見学やF/A-18フライト・シュミレーター体験、MAG-12の任務や装備、運用や航空訓練について学んだ。
「日米運用の現状を理解し、幹部候補生として素養を向上させるために来ました。」と話すのは、航空学生の橋本礼央三等海曹。「施設研修、フライト・シュミレータ体験し、F/A-18Cの運用について学びました。」
MAG-12、航空訓練システム担当官のエリック・ブライ少佐は、「今日のような訪問でアメリカ人隊員や海上自衛隊員は、日米二国間の理解を深め、個人的な知識を豊かにし、貴重な交流をするために、お互いの組織の実務を見学できます。」と話す。
「若い自衛隊員と建設的な交流をすることで、将来にわたる関係を構築できます。これは共同防衛やこの地域の安定に必要不可欠なものです。」とブライ少佐。
基地を訪問することで、航空学生は海兵隊員と交流し、日本における彼らの現在の立場についてより深い知識や理解を得ることができる。
「この学生達は、今後10年か20年後には海上自衛隊の指導者となる人たちです。」と話すのは、VMFA-122のパイロット、ダニエル・レーン大尉。「このようなツアーを主催することで、個人的なつながりができます。自衛隊員が自分のキャリアを通じて成長していくときに、彼らは米軍の任務や目的をより深く理解できると感じています。」
ブライ少佐は「日米関係と相互運用を強化し続けるために、このようなツアーが今後も継続してほしい。」と話す。
「今日のようなツアーは、日米の協力関係とお互いを尊重する関係の強固な礎を維持するために重要です。」とブライ少佐。「学生達がお互いに交流するのを見たり、その交流がどれほど普遍的なもので、どんな言葉の壁でも越えられるのを見て、嬉しく思いました。」