米海兵隊岩国航空基地 -- 4月23日、第265海兵隊中型ティルトローター機飛行隊(VMM-265)所属のMV-22Bオスプレイ2機が、九州地方で発生した地震への救済活動支援のための最後の飛行を終えた。
在日米軍は4月24日、「熊本での日本政府による救援活動に対する、米軍機の直接的な物資空輸支援を終了する」と発表した。
数回に渡る破壊的な地震の後、第31海兵遠征部隊(31stMEU)に配属されているVMM-265は、約8機のオスプレイと共に4月17日から18日の間に米海兵隊岩国航空基地に到着し、日本政府からの要請に対し、物資空輸支援を提供した。
「これまでの一週間で、米陸軍、米海軍、米空軍、米海兵隊員は230,000ポンド(約104トン)以上の救援物資を、地震で孤立した被災地で活動している自衛隊へ輸送しました。」と話すのは、在日米軍司令のジョン・ドーラン空軍中将。「復旧作業が進み、被災地の社会基盤が復旧されつつあることから、米軍機のMV-22BとC-130による迅速な物資空輸の必要性が減少しました。この素晴らしい協力は日米同盟と日米両国の友情を最も際立たせるものです。」
オスプレイによる救済活動支援は5日間に渡り、この間、ビニールシート、避難用品、毛布、水、医療品、車輌、非常食や補給食などの緊急救援物資を輸送するため、20回の飛行運用を実施した。
ドーラン中将は、「我々はこれからも被災者の皆様を想い、祈り続けます。」と述べた。「救済支援に対する我々の貢献が、現在も困難な時を過ごしている皆様の一助になったものと願っています。」
救済活動支援を終えて通常運用に移行する期間中であっても、在日米軍はいかなる緊急要請にも対応できるよう、日本政府と緊密な連携を今後も取り続けていく。