Photo Information

Japan Ground Self-Defense Force interpreter trainees and instructors, and their Marine English instructors pose for a group photo with KCJ-130 Super Hercules with Marine Aerial Refueler Transport Squadron 152 during the Public Affairs Office’s annual English seminar on Marine Corps Air Station Iwakuni, Japan, March 16, 2016. The seminar is held annually by the station Public Affairs Office to help improve upon the JGSDF’s understanding and use of the English language prior to their deployment in support of exercises in both the United States and Japan. (U.S. Marine Corps photo by Sgt. Antonio J. Rubio/Released)

Photo by Sgt. Antonio J. Rubio

海兵隊員と英語力を磨く自衛隊員

22 Mar 2016 | アントニオ・ルビオ三等軍曹 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

広島県にある陸上自衛隊、海田市駐屯地、第13旅団の隊員が、3月15日から17日、岩国基地で3日間の英語セミナーに参加した。

このセミナーは毎年、岩国基地、報道部が実施しており、陸上自衛隊員が日米両国での訓練を支援する展開に先立ち、英語の理解力と会話力を向上させるために実施している。

「このセミナーは非常に重要だと思います。なぜなら、自衛隊と海兵隊が協力する場面を報道機関が取材する機会が増えているからです。」と話すのは、基地報道部、社会連絡専門職の河本裕美さん。「その実際の例がカリフォルニア州、サンディエゴで実施された日米合同演習の『アイアン・フィスト(鉄拳)』です。この訓練の目的は、海兵隊が持つ強襲揚陸能力を陸上自衛隊が把握することです。これは陸上自衛隊と海兵隊との相互運用性を高める一つの方法であり、自衛隊の語学力はこのようなパートナーシップを築く基礎になるものです。」

自衛隊員は自分達の英語講師である海兵隊員と一緒に錦帯橋周辺へ出かけ、自分達の英語力を磨く一方で、海兵隊員に錦帯橋の歴史を辿るツアーを案内した。この体験で陸上自衛隊員は日本語と英語をうまく通訳できるようになったが、様々な題材に対する直接的で最善の英語訳を見つけるのは大変だった様子。

「中には2つの意味を持つものもありますから、今現在の任務を妨げるような混乱は避けながら、はっきりと自分の言いたいことを理解してもらわなければなりません。」と話すのは、海兵第314戦闘攻撃中隊、航空機整備課チーフのスコット・ブレナー一等軍曹。「自衛隊の方に案内してもらうのは始めてです。知ることは体験すること。つまり、海兵隊の様々な部隊と合同演習をする場合に、陸上自衛隊員がしなければならないことを練習しました。」

第13旅団、第13飛行隊の整備担当官、ヤマサキ・マサヒロ二等陸尉によると、「自衛隊員は英語の訳を完全には理解しているわけではない。」と話すが、ヤマサキ二尉は米軍部隊やその司令とコミュニケーションをとらなくてはならない。ヤマサキ二等陸尉は、このセミナーは海兵隊員と実際に任務にあたるという深いレベルでの英語を理解するのに役立つと感じた。

「海兵隊員と英語を話すのは初めての体験であり、自分にとって大変意味のあるものでした。」とヤマサキ二等陸尉。「米軍と共同訓練をすることがありますが、自衛隊と米軍の調整で間に入って通訳をしなければなりません。海兵隊員は親切で屈強な人たちですから、海兵隊員と今後も訓練を継続できることを楽しみにしています。」

海兵隊員はドアを意味するハッチ(hatch)、トイレを意味するヘッド(head)など、略語や軍隊用語をよく使用する。河本さんは、「自衛隊員が慣れておかなければならないのはこのような言葉です。なぜなら、このような言葉は教科書には載っていませんが、米軍の隊員と会話をするときに直面する言葉だからです。」と話す。

「私は日本人ですから、生徒の皆さんが何を求めているかわかります。豊富な英語訳です。」と河本さん。「英語のボキャブラリーを増やしたり、テキストを読んだり、単語を全部覚えることは自分だけでもできますが、自然な会話を聞いたり、海兵隊員が話すスピードに慣れることで、自衛隊員は英語に対する理解をより深めることができます。自衛隊員は次がどんな訳になるか全くわからないからです。」

英語での会話を台本なしでたくさんしたことで、自衛隊の通訳要員は自分の考えをまとめ、メッセージを正確に通訳する最適な方法を知ることができた。基地報道部で報道機関の通訳職として10年以上の経験を持つ河本さんは、「言葉だけでなく米軍文化を深く理解することは、より正確な通訳をするために重要です。」と話す。

「海兵隊員は毎日、『ウーラー(Ooh-rah)』という言葉を使います。」と河本さん。「この言葉はいろんな意味に訳せます。朝の挨拶や別れの言葉にもなりますし、『会えて嬉しい』という意味でも使われます。また、モチベーションの高さを表したり、仕事へのねぎらいの言葉としても使われます。この言葉はいろんな意味に解釈できますから、いろんな意味に翻訳することができるのです。こういうことは、今日のような文化交流や実際の体験からしか得られません。」

セミナーの最後に、自衛隊員は海兵隊員がしてくれた英語の指導を称え、来年の英語セミナーのための提案をした。「今日学んだのは自衛隊員だけでなく、海兵隊員も学ぶことができました。日常における様々な問題に対応する能力はチームとして活動することで磨かれます。」とブレナー一等軍曹。

「今日の体験は、自衛隊の皆さんにとって良い予行演習になったと思います。なぜなら、通訳者はいつでも一緒に来てくれるわけではありませんから、自分達でなんとかしなければならない場面があるからです。」とブレナー一等軍曹。「練習を重ね、監督官や通訳者のいない場面を自分達で経験してこそ、彼らは上達するのです。私も自衛隊員の皆さんと楽しい時間を過ごせました。また是非、やりたいです。」


More Media