米海兵隊岩国航空基地 -- キャロライン・ブービエ・ケネディ駐日米国大使が1月28日、米海兵隊岩国航空基地を初訪問した。
ケネディ駐日大使の訪問の目的は、岩国基地への理解を深めることと、現在、基地内で行われている多くの建設プロジェクトの進捗状況を確認するため。この建設工事は防衛政策見直し協議(DPRI)の決定に基づいて行われているもので、年間10億ドル以上の予算をかけて行われている。
ケネディ駐日大使は、「日本各地を訪問することで、私達が努力してきたもの、つまり日米同盟がいかに強固なものであるか、どれほど重要であるかを本当の意味で理解することができます。」と話した。
ケネディ駐日大使は最初に航空管制塔を訪問。基地全景を見渡せる管制塔から、一日に約3百万ドルが使われている建設工事がどのようなものかを見学した。
その後、大使は海兵第152空中給油輸送中隊(VMGR-152)を訪問。VMGR-152の駐機場でKC-130Jスーパー・ハーキュリーズを見学し、太平洋地域におけるこの航空機の性能について説明を受けた。また、大使は日米関係を育み、それを支援してくれている海兵隊員たちの努力を称えた。
「岩国を訪問した大使がわざわざ時間をとって、我々海兵隊員と話をしたり、米国のために我々が担っている任務がいかに重要かを話してくださって、光栄に思います。」 と話すのは、VMGR-152、中隊軍曹のマイケル・フォレスト一等軍曹。
「日米同盟は将来の礎となるものです。」とケネディ大使。「隊員全員に自分自身の判断をきちんと理解して欲しいと思います。米国大使館は隊員の皆さんの日々の任務を誇りに思っていることを認識してください。皆さんの日々の任務に感謝しています。」
この後、ケネディ大使は海上自衛隊の第71航空隊を訪問した。