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Aircraft Rescue Firefighters with Headquarters and Headquarters Squadron work together to evacuate a casualty during the mass casualty exercise aboard Marine Corps Air Station Iwakuni, Japan, April 3, 2015. MCAS Iwakuni conducted the exercise in preparation for the Japan Maritime Self-Defense Force/MCAS Iwakuni Friendship Day 2015 Air Show. The exercise simulated an aircraft crash and oil spill in a crowded area.

Photo by Lance Cpl. Carlos Cruz Jr.

5月3日に備えて運用即応性を維持する岩国基地

3 Apr 2015 | カルロス・クルース・ジュニア兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

『航空基地祭・日米親善デー2015航空ショー』に備え、4月3日、岩国基地で大規模災害訓練が実施された。

海上自衛隊と米海兵隊が共催で航空ショーを開催するのは今回が初めて。

今回実施された大規模災害訓練は、多くの人出が予想される航空ショーで航空機が墜落し、油流出災害(オイルスピル)が発生したという想定で行われた。

「今回は、緊急救援隊、現場指揮システム、航空ショー管理センターの三者が一緒に訓練できる初めての機会です。彼らが海上自衛隊と一緒にどのように団結して任務にあたるかを知るために、」と話すのは、司令部司令中隊(H&HS)の航空運用担当官、ロバート・カールソン少佐。

この訓練をより現実的かつ有益なものにするために、訓練参加者は全員、災害が発生するのは知っていたが、何が、いつ、どこで発声するかは知らされていなかった。

「この訓練のゴールは効果的な災害管理を検証すること、海上自衛隊員と協力する際のコミュニケーション方法を実証すること、基地の大規模災害危機対応計画を実行すること、そしてその際の避難計画を策定することです。私たちが一番重点を置いたのは、誰が何をするか、お互いどのように意思疎通を図っていけばいいかというルール作りと責任の所在を明確にすることです。このことは、私たちは努力を続けていかなければならないことです。」とカールソン少佐。「全体としてこの訓練は成功しました。私たちの強みと弱みを認識できました。一番の強みのひとつは、この訓練を通じて、緊急救援隊、現場指揮システム、航空ショー管理センターにおけるコミュニケーション能力が格段に向上したことです。」

航空ショーは新しく建設されたフライトラインで実施される予定で、30万人以上の来場者が見込まれている。

「航空ショーには多くの来場者が予想されるため、このような災害が発生することを想定して準備をしておく必要があります。」と話すのは、H&HS航空消防隊員のディーコン・ウォレス兵長。「ですから、この訓練はいい練習になり、何をすべきかを知ることができ、また、次回はよりよい訓練になるためにどうすればよいかを知ることができました。」

ウォレス兵長は、「米軍隊員と海上自衛隊員の間に言葉の壁があるため、コミュニケーションは常に努力が必要ですが、だんだんとよくなってきています。」と話す。

「コミュニケーションにおいて多少の困難がありましたが、それ以外はすべてうまくいきました。」とカールソン少佐。

避難する過程で誤解を避けるために、岩国基地では英語のナレーションとそれに続く日本語のナレーションを用意しており、航空ショーが行われるエリア全体に設置されたスピーカーで避難誘導を行う。

「今回の訓練は準備のために実施されたものです。決して、このような事故が起こるのではないかと取り乱したり、恐れさせたいわけではありません。航空ショーは楽しむためのイベントです。」とカールソン少佐。「今年の航空ショーはとてもわくわくするようなものになるでしょうから、私たちも基地のゲートを開放するのを待ちきれません。」

『航空基地祭・日米親善デー2015航空ショー』については、公式ウェブサイト(http://friendship-day.net)を参照のこと。