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Children from the School Age Care center aboard Marine Corps Air Station Iwakuni, Japan, put on slippers provided by the Nishiki Seiryu Elementary School in Iwakuni City before entering the building, Jan. 23, 2015. SAC visited the school to compare Japanese and American schooling.

Photo by Lance Cpl. Carlos Cruz Jr.

SACが日本とアメリカの学校の違いを学ぶ

23 Jan 2015 | カルロス・クルース・ジュニア兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

岩国基地、スクール・エイジ・ケア(SAC:学童保育)センターの職員と児童が1月23日、岩国市立錦清流(にしきせいりゅう)小学校を訪問し、日本とアメリカの学校の違いを学んだ。

この日、SACを案内したのは錦清流小学校の保護者。SACの職員と児童は各教室を訪問し、日本の小学校の授業風景を見学した。

「子供達の振る舞いが日米での最大の違いだと気づきました。」と話すのは、SACのプログラム・アシスタント、ダーケッタ・ワトソンさん。「日本の子供達はとても自制心があり、何をするべきか指示する必要がありません。何をするべきか理解しているし、何かをするように言われたら、不満を言わずに黙ってそれをします。」

SACのユース・カルチャー・スペシャリストのナミ・チェスターさんは、「日本の子供達はアメリカの子供と違って、自由に発言することは許されていません。そのため、秩序正しく見えるのです。」と話し、ワトソンさんに賛同する。

SACディレクターのマルセリーナ・ピアソンさんによると、「日本の子供達は規律を守れるため、日本の先生は自分の生徒を信頼することができ、そのような信頼関係のおかげで、多くの教育の機会を得ることができます。」

「家庭科の授業があることに驚きました。」とピアソンさん。「アメリカでは包丁、ガスレンジ、アイロンの使用などは安全上の問題があると考えられていますが、日本ではこのようなものを使用する場合でも、先生が生徒を信頼しています。」

ピアソンさんによると、「日本の文化では『自分のことは自分でする』傾向が強い。」という。

「先生も生徒も、自分達で教室を清掃することを知りました。」とピアソンさん。「アメリカのように教室を掃除してくれる清掃員はいません。」

ワトソンさんは、「今日のような経験を通じて、アメリカ人は日本文化を尊重することができます。また、自分達が得られるものに感謝し、それらは当然のことではないと考えられるようになります。」と話す。

「今日見た最大の違いの一つは、テクノロジーです。」とピアソンさん。「アメリカでは使っている電子ボードやコンピュータ、テレビなどのハイテク機器は使っていませんでした。教室で見た唯一の電化製品は小さな暖房器具だけでしたが、日本の生徒は私達よりも高い教育レベルを保っています。」

ピアソンさんは、「すべてが全く異なると感じたが、想像していた以上に似ている点があったことに驚いた。」という。

「似ていて驚いたことの一つは、先生と生徒の意思疎通の仕方です。」とピアソンさん。「アメリカでも先生が生徒と一緒に作業しますが、それは生徒の注意を惹くためです。日本の生徒は規律正しいので、日本の授業はどちらかというと具体的な手順を教えるためです。」

日米の教育の仕方は異なっているが、算数、国語(作文)、社会(歴史)、理科、体育など、日本の学校もアメリカと同じ教科を教えている。

「小学校で習字を習うのは、興味深いと思いました。」とピアソンさん。「アメリカで筆記体を教えるのと似ています。」

チェスターさんによると、日本の学校は午前7時50分から午後3時まで。これはアメリカの学校時間とよく似ているが、学年度と学期は大きく違う。

アメリカでは新学年を迎える前に生徒は10週間の夏休みが与えられるが、日本の夏休みは2~5週間である。

「日本の学校のスケジュールのほうがいいのかもしれません。」とピアソンさん。「夏休みが10週間もあるために、アメリカの子供達は前の年に学んだことを忘れてしまいます。」

ピアソンさんは、「今日体験したことの中で、アメリカの学校でも導入できるものが一つあります。」という。「それは、先生に対する尊敬の気持ちを大切にするということです。」