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Lt. Col. Matthew W. Stover, commanding officer of Marine Aerial Refueler Transport Squadron 152, left, walks with Col. Robert V. Boucher, commanding officer of Marine Corps Air Station Iwakuni, Japan, middle, and Col. Hunter H. Hobson, commanding officer of Marine Aircraft Group 12 upon arriving at MCAS Iwakuni, July 15, 2014.Upon the KC-130J Super Hercules’ touchdown, administrative control of the squadron effectively changed from MCAS Futenma’s, based out of Okinawa, Japan, Marine Aircraft Group-36 to MAG-12 on Iwakuni. VMGR-152 will remain under operational control of III Marine Expeditionary Force in Okinawa, but MAG-12 will be in charge of providing the squadron with all the gear and supplies necessary in carrying out their missions.

Photo by Lance Cpl. D. A. Walters

更なる可能性とチャンス:VMGR-152が岩国基地に到着

15 Jul 2014 | デイビッド・ウォルターズ兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

今となっては前母基地のある沖縄から、海兵第152空中給油輸送中隊(VMGR-152)所属のKC-130Jスーパー・ハーキュリーズが2014年7月15日、岩国基地に到着した。

KC-130Jスーパー・ハーキュリーズの今回の移駐は、太平洋地域におけるどのような状況にも効果的に対応できる即応体制を維持しながら、米軍再編を一歩進めるもの。同時に沖縄の米軍負担軽減という、重要な節目を意味する。

またこの移駐は、岩国の海兵航空大隊の即応体制を向上させることにもつながる。

「(VMGR-152の移駐により、)我々の隊はこれまで以上に統合が進み、戦闘地域に派遣されるときと同じような任務遂行が可能になる。」と話すのは、海兵第12飛行大隊(MAG-12)司令のハンター・ホブソン大佐。「総合的に、VMGR-152を岩国に迎えるということはMAG-12にとって素晴らしいことだ。まず最初に、VMGR-152の任務は我々の即応体制を強化してくれる。MAG-12はVMGR-152を擁する、即応体制のより整った飛行大隊になるということは疑いない。」

正式な報道発表によると、VMGR-152の岩国移転により、運用上の即応体制を整え、地理的に分布させるという、アジア太平洋地域における米海兵隊の方針が実現する。

「VMGR-152は、C-130を擁する海兵隊中隊の中で最も多忙な中隊だと思う。」とホブソン大佐。「VMGR-152は海兵遠征軍(MEF)の中でも優秀な中隊であるから、彼らが岩国に来るということは大きな意味がある。彼らはMEF(の指揮官)に対して直接任務を遂行する。VMGR-152の岩国移転は防衛政策見直し協議(DPRI、いわゆる米軍再編事業)の一環であり、再編事業の結果として拡大する岩国基地の一部である。」

VMGR-152の岩国移転計画は、1996年に開かれた沖縄に関する行動特別委員会(SACO)での協議結果を踏まえて始まった。

VMGR-152の岩国移転は、日本政府、沖縄県、普天間基地周辺の自治体と、また岩国市と岩国基地周辺自治体と共に築いてきた、強固でゆるぎない二国間協力関係を強調するものである。

VMGR-152の任務は、昼夜、天候を問わず、展開や合同作戦中、空中給油と攻撃支援を提供して、海兵空地任務部隊(MAGTF)司令を支援すること。

KC-130Jスーパー・ハーキュリーズの到着をもって、中隊の管理統制は事実上、普天間基地のMAG-36から岩国基地のMAG-12へと移った。

ホブソン大佐は、「VMGR-152は岩国に駐留するが、中隊の運用管理は沖縄海兵隊第三遠征軍(III MEF)隷下のままだ。しかし、VMGR-152の任務遂行に必要な装備はすべて、MAG-12の責任で提供される。」と話した。

1954年、VMGR-152の前身となる部隊はその拠点を伊丹航空基地へ、1962年には岩国基地へ移転した。その後、中隊はVMGR-152に再編成され、1965年に沖縄へと移転した。

「VMGR-152には長い歴史があり、その伝統に誇りを持っている。」と話すのは、VMGR-152指揮官のマシュー・ストーバー中佐。「その歴史の中で、1950年代から60年代にかけて岩国基地を拠点にしていたことがあり、岩国と直接的な関係があった。その意味では、今回の移駐は配置転換というよりも、かつての故郷に帰ってきたという感覚だ。私の指揮下にある海兵隊員たちも、今回の移駐を本当に心待ちにしていた。改めて、岩国市とその周辺地域で、岩国の人々と交流し、友人になれることを楽しみにしている。我々は航空機運用のプロフェッショナルとして、また海兵隊員として、長年にわたり高い評価を得てきた。ここでも部隊として岩国の皆さんと交流することを通じて、その評判をさらに積み重ねていくつもりである。」
VMGR-152の運用担当官、ウィリアム・スミス・ジュニア少佐は、「VMGR-152が岩国に移転し、既に駐留している複数の固定翼機中隊と一体となることで、岩国基地のその他の部隊の運用能力を向上させることができる。」と話す。

「空中給油は、MAGTF指揮官に対する戦力増強として機能を果たす。」とスミス少佐。「VMGR-152が存在している限り、我々は岩国基地駐留の戦術航空部隊に空中給油を提供してきた。我々が岩国基地へ移駐してきたことで、訓練や運用面における戦術航空部隊の利便性を向上させるために新たな任務が発生する。だが、彼ら(岩国の戦術航空部隊)と我々がこれまで何年もの間培ってきた関係は不変である。一般的に、空中給油は前線武装給油地点を設立する必要がないため、戦術航空機や攻撃支援航空機の運用範囲を拡大させる。」

スミス少佐は、「岩国での運用は、訓練実施のための補助着陸地の不足など、困難に直面することもあるだろう。だが同時に、キャンプ富士のような北日本地域が近くなったなどの利点もある。」

日米防衛同盟における日米相互協力および安全保障条約の目的支援において、訓練は重要である。

スミス少佐によると、VMGR-152は30万時間の無事故飛行を達成している。また、人道支援や災害支援任務が生じた場合は、海兵第一航空群(1st MAW)から常に、一番先に召集される部隊の一つである。

「VMGR-152は信頼性の高い、勤勉な中隊として高い評価を得ている。」とスミス少佐。「VMGR-152はこの4年間で2回、海兵隊司令から年間最優秀海兵航空中隊として表彰されている。また、ほとんど毎年、米海軍作戦本部長から、安全褒賞を受賞している。VMGR-152はこの受賞を誇りに思っているが、太平洋担当地域における我々の同盟国を支援することを達成したということはそれ以上に誇りに思っている。」

http://www.1stmaw.marines.milによると、VMGR-152は1942年3月11日に設立されて以来、アメリカが参加した主要な戦闘でその機能を果たしてきた。

最初に海兵第253飛行中隊(VMJ-253)として知られたこの中隊は、第二次世界大戦中、大洋横断輸送を提供していた。

1944年にソロモン諸島でのアイランド・ホッピング作戦を展開中、VMJ-253は南太平洋戦闘航空輸送部隊から分遣され、海兵第253輸送中隊(VMR-253)として再編成された。

現在VMGR-152となったこの中隊は、ほかの海兵隊航空部隊より長く、太平洋担当地域で継続的にその機能を果たしてきた。そのため、1992年に相撲を意味する「スモーズ」のニックネームが与えられた。

「(VMGR-152は)これまでほとんどの時間を日本で過ごしてきた。」とストーバー中佐。「我々のコールサインである『スモーズ(相撲)』は力と勇気を象徴するものだが、これは日米同盟の永続的で強固な絆と、隊員とその家族の勇気と献身をまさに反映したものである。私が『アリガトウゴザイマス。家に帰ってこれて嬉しい。』というときは、部隊を代表して話していると考えてほしい。」


写真1:7月15日、岩国基地に到着し、岩国基地司令官のロバート・ブシェー大佐(写真中央)と海兵第12飛行大隊(MAG-12)司令官のハンター・ホブソン大佐と一緒に歩く、海兵第152空中給油輸送中隊(VMGR-152)指揮官のマシュー・ストーバー中佐(写真左)。KC-130スーパー・ハーキュリーズが岩国に到着したと同時に、中隊の管理統制は事実上、沖縄の米海兵隊普天間基地の海兵第36飛行大隊(MAG-36)から、岩国基地のMAG-12へ移行した。VMGR-152は岩国に駐留するが、中隊の運用管理は沖縄III MEF隷下のままだ。しかし、VMGR-152の任務遂行に必要なすべての装備は、MAG-12の責任で提供される。(写真:デイビッド・ウォルターズ兵長)

写真2:7月15日、岩国基地に到着し、日本の報道機関に対してコメントする、海兵第152空中給油輸送中隊(VMGR-152)指揮官のマシュー・ストーバー中佐(写真左)。KC-130スーパー・ハーキュリーズが岩国に到着したと同時に、中隊の管理統制は事実上、沖縄の米海兵隊普天間基地の海兵第36飛行大隊(MAG-36)から、岩国基地のMAG-12へ移行した。VMGR-152は岩国に駐留するが、中隊の運用管理は沖縄III MEF隷下のままだ。しかし、VMGR-152の任務遂行に必要なすべての装備は、MAG-12の責任で提供される。(写真:デイビッド・ウォルターズ兵長)

写真3:7月15日、岩国基地に到着し、日本の報道機関に対してコメントする、海兵第152空中給油輸送中隊(VMGR-152)指揮官のマシュー・ストーバー中佐(写真左)。KC-130スーパー・ハーキュリーズが岩国に到着したと同時に、中隊の管理統制は事実上、沖縄の米海兵隊普天間基地の海兵第36飛行大隊(MAG-36)から、岩国基地のMAG-12へ移行した。VMGR-152は岩国に駐留するが、中隊の運用管理は沖縄III MEF隷下のままだ。しかし、VMGR-152の任務遂行に必要なすべての装備は、MAG-12の責任で提供される。(写真:ベンジャミン・プライヤー伍長)

写真4:MAG-36からMAG-12への中隊移転に伴い、海兵第152空中給油輸送中隊(VMGR-152)所属のKC-130スーパー・ハーキュリーズの第一機目が、岩国基地への着陸準備をしている。KC-130スーパー・ハーキュリーズが岩国に到着したと同時に、中隊の管理統制は事実上、沖縄の米海兵隊普天間基地の海兵第36飛行大隊(MAG-36)から、岩国基地のMAG-12へ移行した。(写真:チャールズ・ポウ二等軍曹)

写真5:7月15日、岩国基地に到着したKC-130スーパー・ハーキュリーズを撮影する日本の報道機関KC-130スーパー・ハーキュリーズが岩国に到着したと同時に、中隊の管理統制は事実上、沖縄の米海兵隊普天間基地の海兵第36飛行大隊(MAG-36)から、岩国基地のMAG-12へ移行した。VMGR-152は岩国に駐留するが、中隊の運用管理は沖縄III MEF隷下のままだ。しかし、VMGR-152の任務遂行に必要なすべての装備は、MAG-12の責任で提供される。(写真:ベンジャミン・プライヤー伍長)

写真6:7月15日、岩国基地に到着したKC-130スーパー・ハーキュリーズを撮影する日本の報道機関KC-130スーパー・ハーキュリーズが岩国に到着したと同時に、中隊の管理統制は事実上、沖縄の米海兵隊普天間基地の海兵第36飛行大隊(MAG-36)から、岩国基地のMAG-12へ移行した。VMGR-152は岩国に駐留するが、中隊の運用管理は沖縄III MEF隷下のままだ。しかし、VMGR-152の任務遂行に必要なすべての装備は、MAG-12の責任で提供される。(写真:ベンジャミン・プライヤー伍長)

写真7:7月15日、岩国基地に到着したKC-130スーパー・ハーキュリーズを撮影する日本の報道機関KC-130スーパー・ハーキュリーズが岩国に到着したと同時に、中隊の管理統制は事実上、沖縄の米海兵隊普天間基地の海兵第36飛行大隊(MAG-36)から、岩国基地のMAG-12へ移行した。VMGR-152は岩国に駐留するが、中隊の運用管理は沖縄III MEF隷下のままだ。しかし、VMGR-152の任務遂行に必要なすべての装備は、MAG-12の責任で提供される。(写真:ベンジャミン・プライヤー伍長)

写真8:7月15日、岩国基地に到着したKC-130スーパー・ハーキュリーズを撮影する日本の報道機関KC-130スーパー・ハーキュリーズが岩国に到着したと同時に、中隊の管理統制は事実上、沖縄の米海兵隊普天間基地の海兵第36飛行大隊(MAG-36)から、岩国基地のMAG-12へ移行した。VMGR-152は岩国に駐留するが、中隊の運用管理は沖縄III MEF隷下のままだ。しかし、VMGR-152の任務遂行に必要なすべての装備は、MAG-12の責任で提供される。(写真:ベンジャミン・プライヤー伍長)