米海兵隊岩国航空基地 -- 基地日本人従業員の定年退職式が6月25日、クラブ岩国のランディングゾーンで行われ、基地住人とゲストが出席し、33名の退職者の長年に渡る基地への貢献が称えられた。
来賓として式典に出席した岩国基地司令、ロバート・ブシェー大佐は、何十年にも渡って基地に貢献してきた日本人退職者に対する賛辞を述べた。
「本日、ここに出席されている退職者の皆さんは、想像しうる、ほとんどすべての職業を代表する方々です。」とブシェー大佐。「電気工、消防士、警備員など、ありとあらゆる職業の皆さんが本日ここに集まっています。集団としても、個人としても、皆さんはその知識や技術を長年に渡って基地に提供してくださいました。そしてそれが、岩国基地の成功に貢献してきました。そのことについて、私以前の歴代司令官に代わって、感謝を申し上げます。」
海兵隊に入隊して約25年になるブシェー大佐は、退職する日本人従業員に対し、岩国基地での広範囲に及ぶそのサービスについて感謝の気持ちを述べた。
「私が皆さんに対して一番頭が下がる思いの一つは、何十年もの間、多くの日本人従業員が岩国基地で働いてきて、その方々が何十年もの間、基地司令官の交代や海軍隊員や海兵隊員の交代を見てきたということです。」とブシェー大佐。
海軍横須賀病院岩国診療所で管理専門職と所長秘書を務めてきた浜野ミッシーさんは、基地での勤務中に達成したことの中で、一番素晴らしいと感じることは、基地診療所と日本の病院との関係を築き、育成してきたことだと話す。
岩国基地で40年以上、日本人従業員として勤務していた浜野さんは、リチャード・ニクソン大統領時代に起こったウォーターゲート事件の頃からずっと、岩国基地で海兵隊員や海軍隊員と一緒に働いてきた。
「英語が好きだし、小さい頃からずっとアメリカ人もアメリカも好きでした。だから、私がこの仕事に就いたことは運命だったと思います。」と浜野さん。
退職する浜野さんだが、まだ達成したい目標を持っているという。
「これから先も、計画していることがたくさんあります。」と浜野さん。「もうすぐ孫が生まれる予定ですし、家の裏で庭作りもやりたいし、主人が経営しているサンドイッチのお店の手伝いもする予定です。」
写真1:6月25日、クラブ岩国のランディングゾーンで行われた日本人従業員定年退職式で、式典用に作られたお祝いのケーキに一緒にナイフを入れる、岩国基地司令、ロバート・ブシェー大佐と定年退職者の浜野ミッシーさん。
写真2:6月25日、クラブ岩国のランディングゾーンで行われた日本人従業員定年退職式で、式典出席者に対してスピーチをする、岩国基地司令、ロバート・ブシェー大佐と定年退職者の浜野ミッシーさん。
写真3:6月25日、クラブ岩国のランディングゾーンで行われた日本人従業員定年退職式で、定年退職する日本人従業員に頭を下げる、岩国基地司令、ロバート・ブシェー大佐。
写真4:6月25日、クラブ岩国のランディングゾーンで行われた日本人従業員定年退職式で、定年退職する日本人従業員に感謝状を手渡す、岩国基地司令、ロバート・ブシェー大佐。