米海兵隊岩国航空基地 -- ランニングシューズの靴紐を締める岩国基地住人と日本人ランナー。4月13日、岩国基地で2014キンタイマラソンが行われた。
岩国基地で行われるマラソンは、日本人も基地に来て参加できる数少ないスポーツイベントの一つ。岩国基地の住人にとっては、ホスト国である日本に支援を示せる機会である。日本人とアメリカ人がマラソンという共通のスポーツを通じて交流することは、二国間のつながりを強くすることに通じる。
センパーフィット・リクリエーション・スペシャリストのタジマ・マイさんによると、マラソンに参加したのは約800名。参加者の中には東京都や岐阜県、九州などから参加した人もいた。タジマさんによると、アメリカ人と一緒にマラソンに参加したいと、夜行バスに乗って参加した夫婦もいたという。
「日米の架け橋になれるこの仕事が大好きです。皆さんの顔を見てください。」大会開催中にタジマさんはこう話した。「皆さん、笑顔で走りながら、お互いに励ましあって楽しい時間を過ごしています。」
この日の天気ははっきりしない曇り空だったが、マラソンに対する情熱が冷めた選手は誰もいなかったようだ。
「今朝の雨はひどかったです。」と話すのは、この日マラソンに参加した岩国基地、写真班のチャーリー・ポウ二等軍曹。「雨を見て、『マラソン大会に自分で応募してお金を払ったんだから、集合場所に行って走るべきだ。』と自分に言い聞かせました。雨で体はぬれるし、気持ちも疲れるけど、大会出場は自分との約束なんだから参加するべきだと思いました。」
ポウ二等軍曹は、コースのちょうどいい一本道で日本人選手と一緒に走ったと話した。ポウ二等軍曹は新しい友人と一緒に、言葉の要らない共通の気持ちを分かち合いながら、お互いに抜かし、抜かされ走ったという。一定のペースで走ったので、息切れしたが、あまり多くを話さなくて良かったという。
「興味深い体験でした。日本人とアメリカ人の間には大きな違いがありますが、共通する興味が一つでもあれば、お互いにつながりを持てるようになります。」
ポウ二等軍曹はまた、この大会で数百人を超えるランナーの世話をしたり、食事を配ったり、応援してくれた約70名の日米のボランティア全員に感謝を述べたいと話した。
「日本人、アメリカ人両方のボランティアがランナーに水やスナックを配ってくれました。小さなことかも知れませんが、(ランナーにとっては)大きな助けになりました。」とポウ二等軍曹は話した。
写真1:4月13日、岩国基地で行われた2014キンタイマラソンで水溜りを横を走り抜けるランナーたち。このキンタイマラソンは、基地外の日本人が参加できる数少ないイベントの一つ。フルマラソン、ハーフマラソン、5キロウォーキングで構成されるこの大会には約800名が参加した。
写真2:4月13日、岩国基地で行われた2014キンタイマラソンでゴールをきる日本人参加者。このキンタイマラソンは、基地外の日本人が参加できる数少ないイベントの一つ。フルマラソン、ハーフマラソン、5キロウォーキングで構成されるこの大会には約800名が参加した。
写真3:4月13日、岩国基地で行われた2014キンタイマラソンのハーフマラソンで、完走して休む日本人参加者。このキンタイマラソンは、基地外の日本人が参加できる数少ないイベントの一つ。フルマラソン、ハーフマラソン、5キロウォーキングで構成されるこの大会には約800名が参加した。
写真4:4月13日、岩国基地で行われた2014キンタイマラソンのハーフマラソンで、裸足で走る日本人参加者。このキンタイマラソンは、基地外の日本人が参加できる数少ないイベントの一つ。フルマラソン、ハーフマラソン、5キロウォーキングで構成されるこの大会には約800名が参加した。
写真5:4月13日、岩国基地で行われた2014キンタイマラソンで次々にゴールをきる、日本人参加者たち。このキンタイマラソンは、基地外の日本人が参加できる数少ないイベントの一つ。フルマラソン、ハーフマラソン、5キロウォーキングで構成されるこの大会には約800名が参加した。
写真6:4月13日、岩国基地で行われた2014キンタイマラソンでゴールをきる、タニガワ・ノブヒサさん。このキンタイマラソンは、基地外の日本人が参加できる数少ないイベントの一つ。フルマラソン、ハーフマラソン、5キロウォーキングで構成されるこの大会には約800名が参加した。
写真7:4月13日、岩国基地で行われた2014キンタイマラソンで、スタート前に柔軟体操で体をほぐす、日本人とアメリカ人のフルマラソン参加者。このキンタイマラソンは、基地外の日本人が参加できる数少ないイベントの一つ。フルマラソン、ハーフマラソン、5キロウォーキングで構成されるこの大会には約800名が参加した。