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基地主催のサッカートーナメントに歓迎される日本の子供たち

5 Oct 2013 | デイビッド・ウォルターズ兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

空には雲がかかり、雨が振り出した。ぬれた草の上を撥ねる靴のクリートの音や、サッカーボールを蹴る音がペニーレイクフィールドにこだまする。

10月5日、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)主催のサッカートーナメント(ダブルエリミネーション方式)に、日本の3チームと基地内の2チーム(いずれも中学生チーム)が参加した。

MCCSアスレチック・ディレクター、タミエ・カーマンさんによると、このトーナメントは日本人と基地アメリカ人の親善交流と、共同体の意識を築くことを目的としている。

「日本の地域社会が大切に思っていることを、私たちアメリカ人も同じように大切に思っていることを理解してもらうのは大切なことです。」とカーマンさん。「お互いの文化の理解が深まりますから。」

トーナメントの始まりは、廿日市中学校対岩国基地中学校(チーム名:ギャラクシー)。結果は廿日市中学校がギャラクシーを8対0で下した。

廿日市中学校は無敗でトーナメントを制し、優勝。

「参加選手にとって、このトーナメントは単なる勝ち負けのために参加するのではなく、日米の子供たちが交流することだ。」と話すのは、トーナメントでレフリーを務めたチャールズ・ヒルさん。

「基地の子供たち、特に普段あまり基地外に出ない子供たちに、日本の子供と交流する機会を与えることができました。」とヒルさん。「それだけでなく、日本の皆さんも基地に呼ぶことができ、アメリカ文化を体験してもらうことができました。異文化交流は、日本人、アメリカ人両方にとって利点があります。」

サッカーは世界中で人気のあるスポーツ。時には、互いを全く知らない国の二人が共通に理解できる言葉として機能する。ヒルさんにとって、共通の興味を見つけることは人間関係を育てるのに役立つことだ。

「サッカーは万国共通ですから、日本人もアメリカ人も一緒に試合をすることで互いの文化を体験できます。一緒に楽しく過ごし、基地の子供と日本人の間にある明らかな障壁も壊すことができます。」とヒルさん。「(日本人には)基地に来てこのような体験をする機会があまりありませんから、日本人にとっては大きな意味を持つことなのでしょう。サッカーの試合をするだけでなく、基地内の生活はどのようなことなのかを体験できますから。」

日本人とアメリカ人のサッカーチーム(10歳から12歳)は、10月19日の午前9時にペニーレイクフィールドで行われるトーナメント(シングルエリミネーション)で対決する。