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日本人画家が海兵第242全天候戦闘攻撃中隊に絵を贈呈

15 Mar 2010 | ジェニファー・プロンテ兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

3月15日、軍用機ファンである日本人画家の渡辺聰さんが海兵第242全天候戦闘攻撃中隊(VMFA(AW)-242)に絵を贈呈した。

「贈呈された絵にはF/A-18ホーネットと中隊のロゴが空想の景色の中に描かれている。」と渡辺さんは話す。

この絵には満月の浮かぶ夜景を背に中隊のF/A-18ホーネットが飛んでいるさまが描かれており、中隊のニックネームである“バッツ(コウモリ)”の群れがホーネットの周りを飛んでいる。

「我々の中隊は夜間に飛行することがよくある。」と話すのは、中隊司令、クリス・パパス三世中佐。「我々の任務は全天候戦闘攻撃であり、満月の夜にホーネットが飛行している絵は我々の任務をとても象徴的にあらわしている。」

ホーネットの尾翼に描かれているのは、中隊の歴史を記念する中隊のロゴが描かれている。

「我々は中隊の歴史をとても誇りに思っており、絵画のような芸術作品に描かれるのは素晴らしいことだ。」とパパス中佐。

海兵第242全天候戦闘攻撃中隊は元々、1943年に海兵第242雷撃中隊(魚雷戦隊)として発足し、翌年から戦闘中隊として活動を始めた。TBF-1アベンジャー雷撃機やTBM-1アベンジャー雷撃機を運用した。第二次世界大戦後の1945年、中隊は解散し、海兵第242全天候攻撃中隊として再発足した。当時はA-6イントルーダーを運用しており、全天候下で偵察任務を行っていた。

1991年までにVMA(AW)-242は海兵第242全天候戦闘攻撃中隊として再組織され、同時にF/A-18夜間攻撃型ホーネットの運用を開始した。しかし、中隊のバット(コウモリ)のロゴは何十年にもわたって使用されている。

「この絵はホーネットのとても素晴らしい肖像だ。」とパパス中佐。「渡辺さんがホーネットをこのような芸術作品にしてくれたことで、我々も士気が高まる。」

渡辺さんはこれまでにも多くの軍用機の絵を描いてきており、描かれた中隊にオリジナルの絵を贈呈している。

2008年には、渡辺さんは、カリフォルニア州、キングス郡にある米海軍レムア航空基地、米海軍第192戦闘攻撃中隊に絵を寄付している。その絵は、F/A-18CホーネットNF300の上に金色の竜が立っているシンボルを描いて、中隊のコールサインを描いている。

同年に、渡辺さんは米海軍展示飛行隊のブルーエンジェルスにも2枚の絵を寄付している。

(写真:アンドレア・オルギン伍長)


 
写真1
3月15日、海兵第242全天候戦闘攻撃中隊が日本人画家、渡辺聰さんから絵を贈呈された。この絵には満月とコウモリの群れを背に飛行する中隊のF/A-18ホーネットが描かれている。