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和太鼓奏者がM.C.ペリー小学校を訪問

8 Apr 2010 | マーセル・ブラウン一等兵 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

4月はミリタリーチャイルド月間。それを記念して、4月8日、二人の和太鼓奏者が岩国基地のマシュー・ペリー小学校を訪問し,、和太鼓演奏を披露した。

「(二人の演奏を聞いて)とてもくつろいだ気分になった。桜を思い出した。」と話すのは、5年生のジェラルディン・バルデロマルさん。「素敵な光景が思い浮かんだ。」

和太鼓演奏は小学校の体育館で行われ、全学年の児童、その保護者、先生、校長が集まった。また、この日は地区教育長と太平洋地域教育長も小学校を訪れており、児童たちと一緒に演奏を楽しんだ。

「演奏はすばらしく、とても引き付けられるものがあった。子供たちに本当の日本文化を見せてくれた。」と話すのは、太平洋地域教育長でカリキュラム指導と評価担当のジョイス・ラトレイ博士。

ラトレイ博士は、「軍人の子供たち(ミリタリーチャイルド)は保護者が軍人であるためにいろいろな困難に直面する。それを評価してあげるのが、4月のミリタリーチャイルド月間だ。」と話す。

「ミリタリーチャイルド月間が作られたのは、軍人の子供たちも任務を果たしていると考えているからだ。保護者が軍人であれば、頻繁に引越しをしなければならないし、さまざまな国で成長しなければならない。わたしたちはそのような大切な子供たちを学校で世話しているのだ。」

軍人の子供たちが直面する最大の障害は、軍の生活では移動が頻繁にあるため常に新しい環境に順応しなければならないことだ。

「ミリタリーキッズ(軍人の子供たち)は快活で、適応能力もあり、互いの面倒をよくみている。」と話すのは、ペリー小学校の副校長、トリシア・カシディ先生。「子供たちは引越しを何度も繰り返さなくてはならないため、お互いを受け入れやすいのだと思う。」ラトレイ博士は、この和太鼓演奏会のようなイベントは子供たちにお返しをするひとつの方法であり、彼らがとても大事な存在であるということをわかってもらうためだと話した。

「学校にいる505名の子供たちへの贈り物として、和太鼓奏者のお二人を招待しました。」とカシディ先生。

この日体育館で行われたのは和太鼓演奏だけではない。多くの子供たちが和太鼓演奏に合わせて踊ったり、エア和太鼓を演奏(和太鼓をたたくまねを)した。ラトレイ博士は「子供たちも演奏に参加した。」と話す。

「学校訪問はいつも楽しみにしています。」と話すのは、地区教育長のクレイトン・フジエ先生。「和太鼓演奏も楽しめたし、聴いている子供たちがまるで自分たちも太鼓をたたいているようにしていたのも楽しかった。」

カシディ先生によると、この和太鼓演奏会はミリタリーチャイルド月間に企画されているイベントのひとつだと話す。4月の終わりまでに、マシュー・ペリー小学校は児童と保護者向けに映画の上映イベントも行う予定だ。これは屋外での映画上映、バーベキュー、バスケット・オークションが行われる。

ミリタリーチャイルド月間に行われるイベントについては、マシュー・ペリー小学校(253-5449)まで。


 
写真1
4月8日、マシュー・ペリー小学校の体育館で児童たちを前に和太鼓を演奏する日本人和太鼓奏者の二人。軍での生活は頻繁に引越しをしなければならないため、軍人の子供たちは常に新しい環境に順応しなければならない。この演奏を通じて、子供たちは日本文化を体験できた。

写真2
4月8日、マシュー・ペリー小学校の体育館で児童たちを前に和太鼓を演奏する日本人和太鼓奏者の二人。4月はミリタリーチャイルド月間でさまざまなイベントが企画されており、この和太鼓演奏会もそのひとつ。

写真3
演奏を終え、子供たちにお辞儀をする日本人和太鼓奏者。この演奏中、子供たちは踊ったり、太鼓をたたくまねをしたりして一緒に演奏を楽しんだ。