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2010日米親善デー:26万5千人が航空ショーを楽しむ

5 May 2010 | クリス・カットリサ兵長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

第38回目となる日米親善デーが行われた5月5日。この日、航空ショーのためにいい席を確保しようと、太陽が昇ると同時に大勢の日本人が岩国基地に押し寄せた。

普段、訪問者が岩国基地に入るためには適切な検査・チェックを受けなければならないが、この日は誰もが基地に入ることができ、自衛隊や米軍によるアクロバット飛行を楽しむことができる。

「わたしたちは、誰でも基地に入ることができるということに興奮している。」と話すのは、岩国基地司令官、マイケル・オハローラン大佐。「日本の皆さんに基地でわたしたちがどんなことをしているかを見てもらえる、一年に一度のすばらしい機会だ。」

航空ショーは今年で第38回を数え、26万5千人が訪れた。昨年の入場者数は、これまでで最高の27万5千人。

今年の日米親善デー、プロジェクト担当官のクリスチャン・オルティス大尉は、「入場者数が減少したのは、日本のゴールデンウィークの最終日と今年の日米親善デーが同じ日であったためではないか。」と話す。それでも今年の入場者数は、2008年の20万人をはるかに超える数である。

「3年連続ですばらしい天気に恵まれ、飛行条件もすばらしかった。皆さんのおかげですばらしい親善デーになった。」とオハローラン大佐。

滑走路の上でホバリング(空中静止)するAV-8Bハリアーから、「ムササビスーツ(スカイダイビング用のスーツ)」を着てスカイダイビングをする夫婦まで、基地を訪れた何千人もの人が様々なアクロバット飛行を楽しんだ。

「ハリアーが人ごみの上空をホバリングしているのが見て、すごくかっこいいと思った。」と話すのは、メルビン・マルタアブレウ兵長。今回、初めて日米親善デーを体験するという。「ハリアーがこんなことまでできるなんて知らなかったし、ほとんどの日本人も同じだと思う。全員がびっくりしたみたいだったし、絶対に畏敬の念を抱かせるくらいのすごいものだ。」

航空ショーのほかにも、24機の航空機が地上展示されており、訪れた人たちは航空機やその航空機を操縦しているパイロット隊員を間近で見るチャンスがあった。

親善デー会場には、様々な種類のアメリカや日本の食べ物や日米親善デーのオフィシャルグッズが売られており、70台にも及ぶクラシックカーも展示されていた。

現滑走路を使用して行われる日米親善デーは今年が最後。来年は新滑走路で行われる。

取材に訪れた報道機関は高さ218フィート(約66メートル)の新しい管制塔に登り、来年の日米親善デーがどのようになるかを感じることができた。

第39回の日米親善デーの計画はすでに始まっているとオハローラン大佐は話した。


写真1
5月5日に行われた日米親善デーで何千人もの前で垂直離陸と着陸を見せるAV-8Bハリアー。見物客の前でAV-8Bハリアーはホバリングをしたり、ほとんどの固定翼航空機ではできない操縦を披露した。基地の門が開かれた最初の一時間以内に、フライトラインでいい席を取ろうとして、何千人もの見物客が一斉に基地に入場した。最大のアトラクションである航空ショー以外に、24機の航空機地上展示やアメリカの食べ物を売る店、ライブコンサートなどが行われた。

写真2
5月5日に行われた日米親善デーの航空ショーで、日本の航空自衛隊、ブルーインパルスが編隊を組んで飛行する間、煙を出しながら、空中操縦を行った。航空ショーで最後を飾ったブルーインパルスは、26万5千人の群集聴衆をアクロバティック飛行と精密な操縦で感動させた。

写真3
5月5日に行われた日米親善デーで、基地の門が開いた最初の一時間で、いい席を取ろうとして何千人もの人が基地内に押し寄せた。

写真4
5月5日の日米親善デーで、サミュエル・シャンバーグ米空軍中尉が、24機ある地上展示された航空機のうちの一機から男の子が出るのを助けている。最大のアトラクションである航空ショー以外にも、アメリカの食べ物を売る店や、ライブコンサートなどが行われた。航空ショーは9時に始まり、メリッサ・エアロバティックが、10,000フィート(約3,048メートル)の高さから「ムササビスーツ」でのジャンプを疲労して始まり、F-18Cのデモンストレーション、海兵第3遠征軍音楽隊の演奏、AV-8Bハリアーのデモンストレーションと続き、航空自衛隊のブルーインパルスの演技で幕を閉じた。

写真5
5月5日に行われた日米親善デーで、子供が地上展示の航空機を見るのを助けている海兵隊員。最大のアトラクションである航空ショー以外にも、アメリカの食べ物を売る店や、ライブコンサートなどが行われた。