米海兵隊岩国航空基地 -- 7月10日、岩国基地、航空消防隊(ARFF)が児童養護施設「津田子供の家」の子供達を招待し、楽しいゲームと食事でもてなした。
ARFFが津田子供の家の子供達を招待してサマーパーティを開くのは、今年で22回目となる。
「言葉の壁があるので会話はあまりできなかったが、楽しさは世界共通だ。」と話すのは、ARFF担当上級下士官のジョゼフ・ビール曹長。「微笑んだり、笑ったりするのに、ある言葉でする必要はない(微笑んだり、笑ったりするのはどの言葉を話そうと同じだ)。子供達も私達もとても楽しい時間をすごせたと思う。」
岩国基地の航空消防隊は、20年以上にわたって津田子供の家をサマーパーティやクリスマスパーティに招待しており、同時にお金や生活必需品などの寄付も行ってきた。
今年のサマーパーティでは、およそ15,000円と、子供達の毎日の生活を快適で便利に過ごしてもらうために洗剤とその他を寄付した。
隊員と子供達は、午前中をアイアンワークスジムでゲームをして過ごし、午後はARFFの建物内でARFFが用意したアメリカの食事やゲームをして楽しく過ごした。
ビール上級曹長は、「ARFFが子供達のために毎年開催しているパーティは、子供達が他人と交流する能力を伸ばすのに役立っていると信じている。」と話す。
「見た目が違ったり、違う言葉を話していても、コミュニケーションをとる方法は見つけることができる。」とビール上級曹長。「ジェスチャーだけでもいいし、どんな方法でもいい。(それがわかれば、彼らを助けるものだと思う。)」
津田子供の家の職員、ナカイテッペイさんはARFF主催のサマーパーティにずっと出席している。
「私達が住んでいるところでは、子供達は異なる言語を話す人達とコミュニケーションする機会がありません。」とナカイさん。「ここではアメリカ人の皆さんとコミュニケーションをとったり、同時に友情を育てることができる。」
ナカイさんはこれまでパーティに出席して、子供達がとても楽しい時間を過ごし、こういった時間は後にとても貴重なものになることに気づいたという。
今回のサマーパーティは子供達のために企画されたのだが、参加した隊員もこの日を本当に楽しむことができ、子供達と同じくらい楽しかったと話す。
シンディ・ヘン伍長は、「毎日の生活ではこういった経験はできないので、子供達と一緒に過ごす今回のようなイベントは、部隊の士気をあげるのに役立つ。」と話す。
「(このサマーパーティで)私達全員が持っているやさしい部分を見てもらうことができた。」とヘン伍長。「職場ではいつも強靭な隊員としてふるまっている男性隊員たちが、小さな子供みたいに遊んでいる様子を見るのはとても楽しいものだった。」
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7月10日、岩国基地、航空消防隊が開いたサマーパーティで食事やお菓子を取っている、津田子供の家の女の子。このサマーパーティは今年で22回目。子供達は午前中はゲーム、午後からは食事や隊員達と遊んで一日を過ごした。
写真2
相撲の着ぐるみを着る津田子供の家の男の子。