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オリエントタイガーが基地内サッカートーナメントを制す

23 Aug 2010 | ジョセフ・マリアネリ伍長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

8月23日、ペニーレイクサッカー場で行われた基地内サッカーシーズン決勝戦で、オリエントタイガーとナフィが対戦し、5-2でオリエントタイガーが優勝した。

ナフィはトーナメントの序盤でMWSS-171に6-1で敗れていたが、敗者復活戦で復活。

決勝戦のためにナフィは最強メンバーで臨み、攻撃的な試合の流れを作った。

試合序盤、オリエントタイガーはナフィの早い動きについていけず、攻撃に苦労していた。

最初のおよそ15分間、NAFYは試合の流れをコントロールし、一貫してオリエントタイガーの守備を崩そうと挑戦していった。

オリエントタイガーが何度かボールを敵陣(ナフィ側のフィールド)まで持っていくと、ナフィはすぐにボールを持っている選手を包囲し、ボールを取り返し、攻撃を続けた。

「自分達は決してあきらめなかった。」と話すのは、オリエントタイガーのフォワード、テイラー・アップル選手。「自分達はいつも戦っていた。」

15分後、ナフィはそれまでの猛攻の代償を払うことになる。

グランドの真ん中でオリエントタイガーのストライカー、ユタ・フレミング選手にボールがすばやくパスされると、NAFYのディフェンダーは俊足のフレミング選手に十分なプレッシャーを与えられなかった。

フレミング選手はNAFYのキーパーを破って大砲のようなシュートを決めた。だが、ナフィもやられっぱなしではなかった。ナフィはすばやく反応し、ボールが自分達に回ると1分もたたないうちに得点した。

オリエントタイガーは守りに入る代わりに、攻撃的なプレーを始めた。オリエントタイガーはボールを敵陣(ナフィ側のフィールド)までもって行き、ゴールエリアのちょうど外にいたアレックス・ベーカー選手へパスすると、ベーカー選手はキーパーのそばでシュートを決めた。試合はオリエントタイガーが2-1のリードに戻った。

オリエントタイガーは再び攻撃を続けた。前半終了間際、オリエントタイガーはコーナーキックのチャンスをつかむ。オリエントタイガーのディフェンス、ドウ・ラン選手がグランドの真ん中から走ってきて、ナフィのキーパーの頭上を越えてゴールした。前半、試合はオリエントタイガーリードの3-1で終了。

後半も前半と同様に熱い戦いで始まった。オリエントタイガーはナフィの選手をぴったりとマークし、ナフィ側のフィールドにボールをとどまらせた。

時間が刻々と過ぎる中、ナフィは今まで以上に攻撃的になり、最終的に4人の攻撃態勢へと変え、自陣(ナフィ側のフィールド)に残したのはディフェンダー一人のみ。

しばらくの間、ナフィの戦術はうまくいき、オリエントタイガーは反撃のチャンスを得ることができなかった。

オリエントタイガーのフォワードは敵陣(ナフィ側のフィールド)まで何度かボールを持って行くが、ディフェンダー以外のナフィの選手が戻ってきて阻止するのに十分長い攻撃だったため、ナフィのディフェンダーはゴールへのシュートを防ぐことができた。

ナフィのキーパーは長いロングフィードのパスでボールを敵陣(オリエントタイガー側のフィールド)までもどし、ナフィは4人の攻撃態勢で攻撃を続けた。

オリエントタイガーの激しい攻撃の中心となっていたアップル選手は後ろへ下がると、体を使って、ナフィのキーパーがボールをパントする(地面におかずにボールを蹴ること)のをブロックしようとした。

「ナフィのキーパーが長く、強いボールを蹴ろうとしていたのはわかっていたので、試合中ずっとブロックしようとしていた。」とアップル選手。

アップル選手の努力は報われ、ついに彼はキーパーのパントをブロックできた。

ナフィのキーパーは完全に不意をつかれ、ボールはキーパーを超えてその右側で跳ね、ゴールに入った。ナフィのキーパーはほとんどなにもできず、ただボールが入るのを見ているだけだった。

スコアは4-1となり、残り時間は10分をきった。ナフィにはもう後がなく、グランドの中央にいた5人目の選手を使って4人の攻撃態勢を続けた。

ナフィは何度か続けてスローインのチャンスをつかみ、何とか得点を入れることができた。得点範囲内の場所でボールをパスしながらスローインを取り、それが何度か繰り返された。

ナフィの選手はスローインでグランドにボールを入れ、彼のチームメートがそれをヘディングかシュートでゴールしてくれるよう願った。

オリエントタイガーのキーパーはそのスローインでグランドに入ってきたボールを防ごうとしたが、ボールは繰り返しキーパーの手からすべり、再びグランドの外へ出た。

何度か同じことが繰り返された後、ついにナフィは一点を返し、4-2とした。

ナフィは攻撃的な戦術を再開するが、その攻撃はカウンターアタックをするには弱かった。フレミング選手はグランドのセンターラインを超えた。ナフィはフレミング選手を止めようとしたが、彼はゴールを決めた。その後、ゲームはすぐに終わり、結局5-2で終わった。

フレミング選手は、「ナフィはパスがうまく、そのスピードも早かったが、十分ではなかった。」と話す。

「自分達はいつもメンバーと一緒にプレーしている。」とフレミング選手。「この試合ではパスをうまく通すことができた。」

2年前、同トーナメントで二位だったオリエントタイガーにとって、今回の優勝は長い道のりだった。

オリエントタイガーの最優秀選手(MVP:Most Valuable Player)はタカシ・ソブエ選手が選ばれた。


 
写真1
8月23日にペニーレイクで行われた基地内サッカーシーズン決勝戦でナフィとオリエントタイガーが対決した。ナフィは激しい攻撃をしかけたが、試合は5-2でオリエントタイガーが優勝した。写真はオリエントタイガーがカウンターアタックをした後、ボールをつかむナフィのゴールキーパー。

写真2
8月23日、ペニーレイクで行われた基地内サッカーシーズン決勝戦で、ナフィの二人のディフェンダーをすり抜け、シュートを決めるオリエントタイガーのストライカー、テイラー・アップル選手。