米海兵隊岩国航空基地 -- アイアンワークスジムのマーシャルアーツ道場で、7月7日、空手のクラスで、子供達が護身術を学んだ。
5歳から12歳の子供達は、ストレッチ、筋力トレーニング、有酸素運動、護身術を行った。「このクラスでは、基本から始めます。」と話すのは、アイアンワークスジムの空手インストラクター、ブライアン・マロンさん。「そうすることで、子供達はどうやったら効率的に動けるか学べるのです。」
空手はそれ以外の武道とは異なる。それは、柔道のような組み技や関節技を使う代わりに、上半身と下半身を使う打ちや蹴りを立ったまま行うからである。
クラスでは、マロンさんはまず最初に子供達に気をつけをさせると、先生であるマロンさん自身と弟子である生徒達に対して尊敬を示すために一礼をさせた。
次に、子供達はストレッチ前のウォーミングアップとして、道場の周りをダッシュした。何周か走った後、マロンさんは子供達にストレッチをさせた。
武道を練習する前にきちんとストレッチさせることは、子供達をケガから守る。
また、マロンさんはまた、筋力をより効果的に鍛えるためのストレッチをする合間に、子供達と一緒に腕立て伏せも行った。
ストレッチが終わると、子供達はそれぞれパートナーを見つけて二人組みになった。1人がサンドバッグを持ち、もう1人が前蹴りの練習する。
練習しながら道場の端から端まで行くと、次は役割を変更し、サンドバッグを持っていた生徒が前蹴りの練習をした。次は練習に変化をつけるために、突きも付け加えられた。
「バランスよく練習できるように努めている。」とマロンさん。「この空手のスタイルは、上半身と同じくらい足の蹴りを使う。」マロンさんは子供達の技一つ一つをよく観察すると、時間を使ってその技を修正し、正しい突きと蹴りを子供達にやってみせた。
「マロンさんは僕達に決して油断させない。」と話すのは、8歳の空手白帯のジェシー・ベイカー君(8歳)。「クラスに来るまで、どんな練習をするのかまったく知らない。」最後の子供が蹴りを終わる戸、マロンさんはマットをつかんで、子供達にでんぐり返しの練習をさせた。
子供達はマットの前に一列に並ぶと、一人ずつ、やわらかいマットの上に自分自身を投げ飛ばし始めた。
マロンさんは技を決めるのに苦労している子供を助け、ケガをしないように背中を使って正しく回れるように補助した。
「息子のジェシーは、岩国に来る前から空手をやっていた。」と話すのは、保護者のマーク・ベイカーさん。「息子は空手がすごく好きなのでこのクラスに申し込んだ。彼はとてもわくわくしながらクラスに参加している。」子供達がでんぐり返しの練習を終えると、ゲームを行った。このゲームは、子供達がもっと年長になったときに行う練習試合の準備となる。
ゲームは、1人が対戦相手の肩につけたリボンを取ろうとする。対戦相手はリボンを取られないようにする一方、相手の肩にリボンをつけようとする。
生徒達は二つのチームに別れ、各チームはリーダーを決めた。リーダーは、道場で最後まで戦いぬける選手をチームから選んだ。
マロンさんは子供達を呼んで気を付けをさせると、今日のクラスはこれで解散だと告げた。
疲れて汗だくになった子供達は、両親のところへ笑顔で走って行き、道場に一礼をしてから出て行った。
武道のひとつである空手のスタイルは、現在の沖縄である琉球王国で発達した。日本の本州に最初に伝わったのは20世紀初頭。一心流と芦原空手はアイアンワークスジムで柔道と一緒に毎週クラスが開かれている。
写真1
7月7日、アイアンワークスジムで行われた子供の空手クラスで、空手白帯のジェシー・ベイカー君(8歳)の蹴りと突きをマットで受ける、アイアンワークスジムの空手インストラクター、ブライアン・マロンさん。空手のクラスでは、子供達に護身術を教えている。
写真2
7月7日、アイアンワークスジムで行われた子供の空手クラスで、空手白帯空手黒帯のジョナサン・リー君(9歳)が、同じく黒帯のブランドン・マロン君(7歳)がリー君の肩に赤いリボンをつけようとしているのをブロックしている。空手は他の武道と異なり、柔道のような組み技や関節技を使う代わりに、上半身と下半身を使う打ちや蹴りを立ったまま行う。