米海兵隊岩国航空基地 -- 8月27日、岩国基地で行われたサマーミュージックフェスティバルが一般開放され、約4,500人の基地住人と地元の市民が楽しんだ。
音楽以外にも、アメリカの飲食物販売や催し物などが行われた。子供向けにはバウンスハウスや滑り台、ゲームなども用意され、バンド演奏の合間には来場者に無料の景品が配られたり、抽選も行われた。
「サマーミュージックフェスティバルは、地域社会と基地が同じコミュニティだと再確認できる重要なイベントです。」と話すのは、マリンコープロパティ、マーケティング担当のショーン・マクヘンリーさん。昨年までとは異なり、一般開放された今年のテーマは、地元の日本人を歓迎し、イベントを楽しんでもらうことだった。
「これまでのサマーミュージックフェスティバルは基地コミュニティのために開催されていたが、今年は日本人の皆さんにも開放された。」とマクヘンリーさん。
「部隊もイベントに参加してもらい、部隊にもフェスティバルの感じをよくつかんでもらうことができた。」とマクヘンリーさんは付け加えた。
昨年までは基地隊員のバンドが主な出演者だったが、今年は色々なバンドが出演した。地元の日本人ブルースバンドからアメリカのロックバンドまで、様々なジャンルの音楽がイベント会場のゴルフコースに溢れていた。
出演者は、ゲットー・スクリプト、岩国エリートタイガーズ、サーティーンズ、ブルース・ワークショップ、岩国太鼓、ジャロピー、ジョニー "V" ヴェルナッツァ、そして目玉のエアリアル・ダウン。
フェスティバルでは、観客に多様に溶け合った音楽を届けただけでなく、バンド演奏者たちにも自身のファン層を広げるチャンスを与えた。
「バンドの演奏者たちは岩国基地だけで活動している人たちではない。」とマクヘンリーさん。「これらのバンドの多くはファンがいるので、もちろん、そのファンは彼らの音楽を聞きに来ている。だが、このイベントでは彼らの音楽を聴いたことがない人たちにも、演奏を聞かせることができた。」
サーティーンズのリードボーカル兼ギタリストのデーモン・ロウアーさんは、このイベントはファン層を拡大できるチャンス機会だったと話す。
「うちのバンドを普段は見ることがない人たちが会場に来ていた。」とロウアーさん。「次回は、もっと観客をステージにひきつけたい。」
フェスティバルに参加したデイビッド・ゴンザレス三等軍曹は、このイベントは彼と他の隊員たちとの友情を深める機会になったと話す。
「イベント会場で調理をしたり、来場者のために働いたりすることは、部隊の絆を深めたり、部隊のためにお金を集めたりできる。」とゴンザレス三等軍曹。「だから、このイベントは全員にメリットがある。」サマーミュージックフェスティバルは今年初めてオープンハウスとして一般開放された。マクヘンリーさんは、「イベントは大成功で終わることができた。今後もこのような地元の人が参加できるようなイベントを計画していきたい。」と話した。
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8月27日、岩国基地、トリイパインゴルフコースで行われたサマーミュージックフェスティバルで熱狂して歌う、エアリアル・ダウンのリードボーカル、ボー・フォイさん。一般開放されたこのイベントには、基地住人と地元の日本人などおよそ4,500人が訪れた。
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8月27日、岩国基地、トリイパインゴルフコースで行われたサマーミュージックフェスティバルで、演奏中にバチを回す岩国太鼓のメンバー。岩国太鼓と岩国エリートタイガーズのチアリーディングチームは、バンドの音楽演奏の合間に観客たちを楽しませた。
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8月27日、岩国基地、トリイパインゴルフコースで行われたサマーミュージックフェスティバルで、ジャズのソロパートを演奏中に観客の間を歩く、ジョニー "V" ヴェルナッツァのサックス奏者、ウォルター・ジェントリーさん。
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8月27日、岩国基地、トリイパインゴルフコースで行われたサマーミュージックフェスティバルで、オリジナル曲『ゴリラ』の演奏中、背中合わせでジャミングするエアリアル・ダウンのベース、ラニー・エイブさん(写真左)とギターのマイケル・エイブさん。エアリアル・ダウンはサマーミュージックフェスティバルの最大の人気バンド。そのほか、ゲットー・スクリプト、岩国エリートタイガーズ、サーティーンズ、ブルース・ワークショップ、岩国太鼓、ジャロピー、ジョニー "V" ヴェルナッツァが参加した。
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8月27日に岩国基地で行われたサマーミュージックフェスティバルでかき氷を食べる日本人の女の子。かき氷はフェスティバルの多くの売店で売られていた人気のメニュー。
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8月27日、岩国基地、トリイパインゴルフコースで行われたサマーミュージックフェスティバルでチアリーディングの演技を披露する、岩国エリートタイガーズ。