米海兵隊岩国航空基地 -- サバイバル日本語クラスが開かれた11月6~9日、建物411には熱心な日本語学習者たちが集まった。
クラスでは日本語の文字や母音、基本フレーズなど、日本語の基礎を教えている。
「わたしの祖母は純粋な日本人です。祖母からは色々なことを学びました。ですから、今日のクラスは私にとっては復習です。」と話すのは、司令部司令中隊(HHS)、航空消防隊のコートニー・アクターバーグ二等軍曹。「このクラスを受講すると、基地外の人々とよりよいコミュニケーションが取れるようになると思います。」
このクラスの目的は、日本語全体を教えることではない。日本語の基本的な会話を理解したり、書き方を練習するために行われている。
「このクラスは4日間、昼食時間に開講しています。」と話すのは、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)、文化適応プログラムアシスタントのスモモギ・アキエさん。「今週の後半は、食事の注文の仕方や数の数え方を勉強します。」
地元の人々との交流には、言葉の壁が立ちはだかるため、海外赴任している隊員の多くは基地の中で過ごすことが多い。
「このクラスでは母音を中心に教えてくれるので、とても役に立ちます。」とアクターバーグ二等軍曹。
生徒は日本語学習の手引きとしてのファイルが渡され、この中にある練習帳で漢字の練習をした。このファイルには、各生徒の名前が日本語で書かれている。
「日本語は音節に重点を置いていますから、母音の勉強はとても役に立つんです。」とアクターバーグ二等軍曹。
このクラスを受講しても流暢な日本語での会話はできない。だが、道順や食べ物の注文の仕方、丁寧な挨拶の仕方などを知ることは、基地外でのコミュニケーションに役に立つだろう。
日本の言葉や文化を学ぶことは簡単なことではないが、このような入門クラスを受講すると、将来、日本語の勉強をさらに進めることが容易になる
「このクラスを受講して、日本の言葉や文化に関する自分の知識がより深まったと感じています。」とアクターバーグ二等軍曹。
サバイバル日本語クラスは年間を通して開講されており、受講希望の基地住人は誰でも受講できる。
写真1:
11月6日に建物411の教室で行われたサバイバル日本語クラスで、母音の発音を生徒の基地住人に教える、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)、文化適応プログラムアシスタントのスモモギ・アキエさん。