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ARFF、基地消防隊、海上自衛隊が合同訓練

30 Nov 2012 | ジャスティン・パック三等軍曹 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

海兵隊員が滑走路に駆けつけ、火災を消火し、生存者捜索のために航空機の艇体を切断した。

これは、11月14日に行われた航空消防隊(ARFF)の海兵隊員25名と基地消防隊員14名による救助訓練。航空機が墜落したという想定で、海上自衛隊機、US-1A飛行艇が実際に滑走路に駐機されていた。

「ARFF、海上自衛隊、基地消防隊が合同で訓練を行うのは今回が初めてです。」と話すのは、岩国基地消防隊に27年勤続のフキイ・タクヤ副隊長。「統合緊急司令システム(UICS)の重要性、コミュニケーションや安全の重要性、火災と救助活動に関する考えを共有することの重要性など、訓練から多くを学びました。」

訓練想定は、乗員6名の航空機(銃兵器搭載なし)が油圧故障により墜落したというもの。訓練は、管制塔がARFF、海上自衛隊、基地消防隊へ通報して始まった。隊員たちは現場に到着すると、訓練用の火災を消火し、負傷者を手当てした。再度、捜索が行われた後、破損した機体の調査が行われた。

ARFFと基地消防隊は、これより小規模な救助訓練はこれまでも行っている。しかし、日本の航空機による事故で、負傷者を救助する訓練に参加する機会はほとんどない。

「このような訓練では、基地消防隊との関係を向上させることができます。」と話すのは、ARFF訓練チーフのクリストファー・ガーバット二等軍曹。「基地消防隊とこれまで以上に連携し、チームとして働いています。」

基地消防隊員はARFF海兵隊員と協力して、負傷者の後送を支援し、消防隊装備を使って巨大な救難飛行艇を切断する訓練をした。

「この訓練では海兵隊員と日本人消防隊員が連携し、技術向上を図ることができます。特に、緊急対応時に必要となるチームワークを築くことができます。」とフキイ副隊長。ガーバット二等軍曹、フキイ副隊長ともに、「海兵隊員、消防他因果フライトラインで見せたチームワークは素晴らしく、将来の緊急時に連携して働くチームとしての能力に自信を持った。」と話した。


(写真1)
11月14日に行われたARFF、基地消防隊、海上自衛隊の合同訓練で、海上自衛隊機US-1A救難飛行艇の艇体をエンジンカッターで切断する、航空救難消防隊(ARFF)の海兵隊員。この訓練では、飛行艇内に残された負傷乗員を救助するためにARFFと基地消防隊が連携して作業した。飛行艇から救出された6名の負傷乗員は、滑走路から離れた救急医療所へ移された。