米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国海上自衛隊、第71飛行隊が2013年1月8日、新年初飛行訓練を行った。
「我々は今日、新年初飛行訓練を行いました。」と話すのは、第71飛行隊、ナカハラ・シンジ二等海佐。「ですが、US-1AやUS-2だけが飛行したのではありません。海上自衛隊岩国基地に配属している航空機はすべて飛行訓練を行いました。」
海上自衛隊は岩国所属の10機の航空機を訓練のために発進させた。第71航空隊のUS-1AとUS-2は救難捜索訓練のシナリオで、水中に浮かぶ犠牲者を救助した。
航空機は訓練サイトの上空を旋回し、捜索訓練を行った。その後、航空機が水上着陸すると、ダイバーたちが水中に飛び込み、犠牲者を救助した。
「US-1AもUS-2も、訓練の最後に高速水上走行を実施しました。」とナカハラ2等海佐。「これらの航空機は水上走行した後、水陸両用着陸をして訓練を終了しました。」
US-1AとUS-2は救難捜索のために設計された航空機で、即座に離着陸できる。
「この航空機は約3トン(6,000ポンド)の物資または30名の乗員、あるいはベッド11台を搭載できます。」とナカハラ2等海佐。
「それ以外にも、必要な場合は医療従事者が外科手術を行うことも可能です。」
1976年に創設された第71航空隊は、水陸両用の飛行艇を運用している。航空隊の任務は、水上で行方不明の航空機、船舶、人員の救難捜索すること。
これらの航空機は、遠隔にある離島などから医療を受けるために患者を救急搬送したり、災害時の救済をすることができる。
海上自衛隊によると、救難捜索飛行艇は2012年中、27回出動した。