米海兵隊岩国航空基地 -- 「7年前、ママさん(名誉海兵隊員の浜本万千子さん)、兵長、そして大尉の3人が、錦帯橋で一緒にゴミ拾いをしたのが始まりです。」海兵第12飛行大隊(MAG-12)の従軍牧師、デニス・ウォリンフォード少佐はこう話す。先日行われた錦帯橋の清掃活動には、137名の基地住人が参加した。
ウォリンフォード少佐は、「錦帯橋は岩国のとても大きな象徴です。私たちが錦帯橋の清掃活動に参加し、日本人と交流することは本当に素晴らしいと思います。」と話す。「私たちは日本の皆さんと交流したいと思っていて、ホスト国である日本の皆さんに感謝、尊敬しています。米兵について良くないニュースを聞くことがあるかもしれませんが、それは私たちのすべてではありません。私たちのほとんどは、日本や日本人が大好きなんです。」
隊員は桜の花をめでながら、ゴム手袋をつけてビニール袋を持ってごみや瓦礫を集めた。
「あと2週間くらいで、錦帯橋は花見シーズンになります。ですからごみを拾って、この場所を清掃しておくことは、私たちが地域社会とかかわることができる方法として、とてもよい方法なのです。」
海兵隊員、海軍隊員、またその家族は錦帯橋隣の歩道に広がり、橋の下や川辺までいってごみを拾った。
拾ったごみを処理した後、隊員は錦帯橋の出店を周ったり、お土産を買ったりして、花見を楽しんだ。
「地域社会の役に立てることが嬉しいです。年代や性別も異なる日本の人たちが、自分たちがここで清掃活動をするのを見て、笑顔になってくれました。」と話すのは、清掃活動に参加した、ブライアン・マヨ兵長。「犬を連れた男性が私たち二人のほうに走ってきて、写真を撮ってくれました。」
ウォリンフォード少佐は、他の清掃活動として、岩国市南部にある海岸清掃の予定があると話した。
基地教会は毎月、地域社会活動を数回行っており、清掃活動や、地元の学校を訪問して英語を教えたりしている。
このような活動に参加したい場合は、所属部隊の従軍牧師、または基地教会へ問い合わせのこと。
写真1:3月23日に錦帯橋清掃活動でゴミを拾う、司令部司令中隊(H&HS)、特殊情報システム管理者のスティーブン・ティモンズ伍長。参加者はゴム手袋をつけてゴミ袋を片手に、見つけたゴミはすべて拾った。
写真2:3月23日に行われた錦帯橋清掃活動で、参加者がゴミを探しながら錦帯橋下の道路を歩いている。海兵第12飛行大隊(MAG-12)の従軍牧師、デニス・ウォリンフォード少佐によると、清掃活動に参加したのは137名。
写真3:3月23日に行われた錦帯橋清掃活動で、拾ったゴミを収集場に集める参加者たち。海兵第12飛行大隊(MAG-12)の従軍牧師、デニス・ウォリンフォード少佐によると、清掃活動に参加したのは137名。