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岩国基地が地元警察を案内

24 Apr 2013 | ジャスティン・パック三等軍曹 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

岩国基地主催のアウトリーチ・オリエンテーション・プログラムが4月24日、25日の二日間に渡って行われ、日本の警察官が参加した。このプログラムの目的は、岩国基地での司法手続きや基地の機能を地元警察に理解してもらい、日本の警察と米軍の間の業務上の関係を引き続き強化していくこと。

プログラムに参加したのは岩国警察署の警察署長、副所長、警察幹部を含む40名以上の警察官と3名の海上自衛隊警務隊員。

「このアウトリーチ・プログラムを通じて、法執行、犯罪捜査、諜報機関、警備体制、司法手続きにおける米軍の運用を日本の警察の皆さんに紹介しています。」と話すのは、海軍犯罪捜査局(NCIS)のボビー・シバザキさん。「また、基地には二ヶ国語が話せる人員がいて、特定の事案を迅速かつ効果的に調整できることを確認してもらいました。」

オリエンテーション・プログラムは法務部内の軍事法廷で始まり、最初に岩国基地副指令、ゴードン・リム中佐から歓迎の挨拶が送られた。続いて報道部チーフのブライス・パイパー一等軍曹による岩国基地の概況説明が行われ、基地の部隊、人口、将来の成長、岩国市への影響などが説明された。

次に法務部長のトーマス・ワゴナー中佐と法務官のジェイコブ・スミス大尉が法務部の概況説明を行い、日米の法律の違いが説明された。また、基地外では日本の警察が日米地位協定(SOFA)の下にある人員に対応するため、日本の警察が関係するSOFAの重要な点についても説明された。

次にシバザキさんとギャレット・ウォー特別捜査官がNCISの概況説明を行い、岩国基地内と日本におけるNCISの任務と役割を説明した。岩国警察署とNCISは密接に連携しながら多くの事案を担当しており、概況説明ではこの点を強調しながら、支援を継続していく必要性を繰り返した。

「岩国警察署には司法権があり、岩国基地に警察任務を提供する義務があります。」とシバザキさんは話す。「ですから、日本の警察幹部が基地と米軍の警察任務を理解することが重要なのです。」

最後は憲兵隊長のトーマス・ターナー大尉による概況説明。ターナー憲兵隊長は指揮体制、基地内外における憲兵隊の任務、基地内拘置所の見学、軍用犬デモンストレーション、緊急対応チームの実体験のプレゼンテーションを行い、日本の警察官は米軍憲兵が使用する装備への理解を深めた。

「今日は米軍への理解を深める機会を与えていただき、とても有意義な一日でした。」と話すのは、カワノ・ノリユキ岩国警察署長。「岩国に赴任して二年目になりますが、憲兵隊を訪問したのは今日が初めてです。とてもためになりました。今後もこのプログラムを継続し、多くの警察官が参加できるよう望んでいます。」

シバザキさんはこのプログラムを年に二回実施し、日米の警察機関の関係を継続していきたいと考えている。「岩国基地の変遷に伴い、基地の資産、施設、軍人、民間人、その家族の数は増えていきます。警備体制の分野で岩国警察署と密接に連携していくことが重要です。」

これまでに行われたプログラムでは良い反響があった。日米の法執行機関が互いに連携し、学びあう関係を強調するために、同様のプログラムをこれまで以上に実施するべきである。