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完走するランナー、リア・ドーティーさんが富士登山競争で優勝

26 Jul 2013 | デイビッド・ウォルターズ一等兵 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

汗をかき、腕の筋肉は膨張し、ゴールは20フィート(6メートル)を切る目前に控え、リア・ドーティーさんは完走することに集中した。リアさんが参加したのは7月26日に行われた富士登山競争。

リア・ドーティーさんは、彼女がランニングの才能に恵まれていることを認めた、だが同時に、その才能で、彼女は、人生を変える経験をするほどの努力をしなければならなかった。

成長するにつれ、リアさんは父親に影響を受けて走るようになった。だが、ランニングが今後も続けていきたいスポーツかどうかはまだはっきりとわからなかった。

「父はDivision One Milerだったので、私が小さいときから、走り方を教えてくれました。」とリアさん。「幼いころは走ることを怖がっていましたが、走ること自体は早かったです。高校時代は主に球技をやっていました。」

リアさんはコロラド大学時代にトライアスロンチームに入り、再びランニングを始めた。大学時代には、現在海兵第242全天候戦闘攻撃中隊のF/A-18パイロットである夫のマシュー・ドーティー大尉と出会う。その後、リアさんは最終的にプロのトライアスリートになった。

ドーティー大尉もリアさん同様、熱心なランナーで、スポーツに対する情熱を持ち、一緒に走ることで互いを支えあっている。夫であるドーティー大尉の目から見ると、走ることで彼らの結婚生活は考えられる最高の方法で成長しているという。

「私たち夫婦は、一緒に走る時間を共有しています。」とドーティー大尉。「走ることにかなりの時間を費やしましたが、もしどちらかが楽しんで走ることができなければ、同じ時間を共有することはできなかったでしょう。登山道を走っているときに体験する場所、景色、においや音も、最愛の妻と一緒に走るのでなければ、まったく違ったものになっていたでしょう。
夫婦で走っているときに『しっかりしろ』とか『何でそんなに遅いんだ』などと言うのはあまりいいことではないことがわかりました。走っているときにこういった言葉は投げかけるのは、結婚生活には悪い影響があります。」

ドーティー大尉は大会で優勝した妻であるリアさんの美しさを語った。

「優勝したときの彼女の笑顔は、暗闇の中を照らす光のようでした。」とドーティー大尉。

リアさんはプロのトライアスリートとしての人生を通じて、様々な浮き沈みを経験してきた。その結果、彼女は自分の職業を変える決断をした。

「ここ数年、レースに参加してきました。」とリアさん。「私にとって走ることは常に、一番好きなことで、一番得意なことで、一番楽しめることでした。プロとしてトライアスロンをしているときは、訓練をしすぎたり、間違った訓練をしてしまいました。悪いことをしたわけではなかったのですが、ただ、楽しむことができませんでした。それで燃え尽きてしまいました。プロとしてトライアスロンをすることは辞めましたが、また、走ることを始めました。この2年間は本当に走ることを楽しんでいます。」

リアさんはこれまでに多くの結果を残してきた。それが動機付けとなって、自身の現在の記録を破るため、もっと長く、もっと過酷なレースに参加できるように、ランニングを続けている。

リアさんの記憶に一番残っているのは、2つの50マイル(約80キロメートル)レース。ひとつはコロラド州の大陸分水嶺に沿って走るレースでいわゆるウルトラマラソンと呼ばれるもの。もうひとつが富士登山競争だ。

リアさんはランニングにおける短期、中期、長期の目標を持っていて、その目標を達成するための努力を喜んでしたいと話した。

「来年に参加したいと思っているレースがいくつかあります。」とリアさん。「それから中間目標として、全米オリンピックトライアルロードマラソンに参加したいです。3年後に開かれる大会です。長期目標は、60代、70代になっても、走ることを楽しみながら、健康的に続けていくことです。」

リア・ドーティーさんが近い将来ランニングをやめる予定はまだないが、富士山の頂上に駆け上るとき、優勝しようとゴールを切るために冷たい空気に身を乗り出した時に感じた気持ちを思い返す。

「富士登山競争で優勝できて、本当に素晴らしい気分です。」とドーティーさん。「小さい頃から富士山に登ってみたいといつも思っていました。ですから、富士山の大会に出場できた上に優勝できるなんて、本当にすごいです。最高に幸せです。」


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