米海兵隊岩国航空基地 -- 7月30日、岩国市、南河内、北河内地区の子供とその保護者が岩国基地を訪問し、基地内のスクールエイジケアセンター(学童保育センター)でアメリカ人の子供たちと一緒に過ごした。これは青少年文化交流プログラムの一環として行われ、アメリカ人はユースアンドティーンセンターの10代の子供たちとキャンプ・アドベンチャーのスタッフが参加した。
基地住人は岩国周辺に出かけたり、日本文化を体験しているかもしれないが、基地を訪問した日本人がアメリカ文化の理解を深める様子は見たことがないかもしれない。
岩国市南河内出張所のカワモト・タカシ所長が子供たちに同行し、日米の子供たちの交流の様子を見学した。
「最初は子供たちも恥ずかしがっていましたが、この日の終わり頃には、とても楽しんでいました。」とカワモト所長。「今日一日を過ごして、もし子供たちが日本を離れることがあっても、日本以外の国の子供たちとコミュニケーションが取れることに自信を持ったようです。」
共同作業をすれば必ず、それに対する印象が生まれる。それは大きな影響力を持つかもしれないし、数分後に忘れ去られてしまうかもしれない。どちらにしても、将来、子供たちに影響を与えるだろう。MCCSファミリープログラムのスクールエイジディレクター、マーシー・ピアソンさんは、「このような社会的交流の経験により、たとえ言葉の壁があっても、日本人もアメリカ人も同じなのだと、子供たちに理解してほしい。」
「アメリカ人は傲慢で、意地悪で、礼儀正しくないと思っている人が大勢います。ですが、アメリカ人も日本人と同じ性格を持っていることがわかれば、一般的に思われているほど、アメリカ人は攻撃的ではないとわかってもらえると思います。」とピアスンさん。「アメリカは人種の坩堝(るつぼ)と言われていて、外国出身の人や強い日本文化を持つ人に接する機会があります。外国の子供たちとの遊び方を理解することが、子供たちの異文化理解の助けになればと思います。」
ピアスンさんによると、ユースサービスプログラムの目標は、アメリカの子供たちに日本文化を体験してもらい、この経験を子供たちが一生を通じて持ち続けることである。
写真1:7月13日、キャンプ・アドベンチャースタッフのカラー・シンドラーさんと日本人の子供が、それぞれが作った折り紙の鶴を見せ合っている。この日、岩国市の南河内、北河内地区の子供たちが岩国基地のスクールエイジケアセンターを訪問し、日本人の子供とその保護者が折り紙の鶴をアメリカ人に教えた。
写真2:7月13日、キャンプアドベンチャーのスタッフ、コートニー・ハーバー(写真左)さんが日本人の子供にフーズボール(テーブルサッカーゲーム)の遊び方を教えている。この日、岩国市の南河内、北河内地区の子供たちが岩国基地のスクールエイジケアセンターを訪問した。