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Katie Mintz, U.S. Navy Ombudsman with Strike Fighter Squadron (VFA) 102, Carrier Air Wing (CVW) 5, poses for a photo at Marine Corps Air Station Iwakuni, Japan, June 6, 2025. Mintz was chosen as the recipient of the 2024 Dorothy Flatley award for exceptional support to Sailors, Marines, and their families. (U.S. Marine Corps photo by Sgt. Isaac Orozco)

Photo by Sgt. Isaac Orozco

行動で示す思いやり:ケイティ・ミンツさんが2024年ドロシー・フラットリー賞を受賞

29 Jul 2025 | アイザック・オロスコ三等軍曹 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

オンブズマンは、しばしば不可欠で重要な存在と言われ、軍人とその家族をつなぐ架け橋として機能している。裏方として静かに活動しながら、特に展開任務中や非常時など、コミュニケーションがうまくいかないときに明確な情報を提供する。

ワシントン州出身で、第102米海軍戦闘攻撃飛行隊(VFA-102)のオンブズマンを務めるケイティ・ミンツさんにとって、誰かを支えるために費やす時間は、すべて目的と思いやりが込められている。

軍人とその家族に対するミンツさんの献身的な支援が評価され、彼女はこのたび「2024年ドロシー・フラットレー賞」を受賞した。この賞は、軍人コミュニティに対して特別な貢献を果たした海軍配偶者に贈られるものだ。

「私の部隊はとても協力的で、いろいろなことをしてくれました。結果として、自分が選ばれたと知ったとき、本当にうれしかったです」とミンツさんは話す。「みんなが私のために努力してくれたことを知っているし、他のオンブズマンの人たちを見ては『いや、彼らも私と同じくらい素晴らしいし、みんな誰かを助けていて、こういう賞にふさわしい人たちなんだ』って思うんです」

「隊員が岩国基地にいるときは、皆さん、ほとんどのことを自分たちだけで対応できます」とミンツさん。「でも、隊員が岩国基地にいないときが、私の出番なんです。正しいリソースへ家族を導いたり、情報を整理して共有したりして、皆が必要な情報を得られるようにしています」

彼女の役割には、医療緊急時の対応支援や、住居・学校・転居に関する問題へのサポートも含まれている。VFA-102の所属隊員は200人以上にのぼり、膨大な支援の必要性に圧倒されそうになるが、ミンツさんはそのような中でこそ力を発揮する。

「結局、私は人を助けるのが本当に好きなんです。助けられること自体が嬉しいんですよ」と彼女は話す。「海兵隊員や海軍隊員、そしてその家族たちと築いたつながりに心から惹かれています。住まいや学校、金銭面、あるいは展開任務に関することでも、負担を少しでも軽くしてあげられること、それ自体が大きな喜びです」

問題を早期に見つけ、それを部隊の指揮官に伝えて解決へと導く力は、いまや彼女にとって自然なことになっている。だが、最初から簡単だったわけではない。岩国基地という、異なる軍種が共存する環境に最初は戸惑いもあったという。そのため、ミントさんは海兵隊員と海軍兵の両方に対応できるよう、工夫を凝らす必要に迫られた。

「岩国基地はとてもユニークな場所です。だいたい海兵隊が60%、海軍が40%くらいの構成です」とミンツさん。「海兵隊特有の問題が発生することもあるので、それをどう海軍の視点で解釈するかが課題になります。結果として、海兵隊員と海軍隊員の両方に対して、たとえば予算管理の方法など、それぞれのライフスタイルに合った指導ができるようになります」

VFA-102の中で、ミンツさんは部隊が掲げる「プロフェッショナリズム」「献身」「高い倫理観」といった価値観を体現する存在として認識されている。

「ミンツさんは、我々の支援体制の柱であり、彼女の献身的な活動がこのような形で認められたことは、非常に誇らしく、同時に刺激にもなります」と話すのは、VFA-102司令のブレット・ハヴェルカ米海軍中佐。

ハヴェルカ米海軍中佐によれば、ミンツさんのような存在が注目されることで、普段は見過ごされがちな重要な役割を浮き彫りにするという。

「これは、成功する部隊の背後には、目立たないところで支えてくれる人たちが必ずいるという力強いメッセージを伝えています。ミンツさんの受賞は、私たちを支えてくれるすべての人々の重要性を示すものであり、影響力のある奉仕が決して見過ごされていないことの証です」

オンブズマンの任務に加えて、彼女は海軍・海兵隊救済協会(NMCRS)のケースワーカーとしてもボランティア活動を行っている。

「彼女が賞を取ったと聞いて本当にうれしかったです」と話すのは、NMCRS岩国支部のディレクター、インティサール・アル=ハヤクさん。「ミンツさんの受賞を聞いたその日、私たちはボランティア表彰式をしていたのですが、彼女はすでにNMCRSで海兵隊員や海軍兵のために1500時間以上もの活動をしてくれています。彼女の努力がこうして評価されたことに、本人もとても光栄に感じていたと思います」ミンツのNMCRSでの活動は、たとえ小さなプロジェクトでも常に周囲に認められている。

「ケースワーカーの指導、他の基地へ引っ越す配偶者の支援、そして海兵隊員や海軍兵への経済的支援など、彼女は本当にさまざまな形でコミュニティに貢献しています」とアル=ハヤクさん。「空き時間には手作りのベビー毛布まで作ってくれるんです。そういうことって一見、小さなことに見えますが、故郷から遠く離れた場所で手作りのものをもらえるというのは、本当に大きな意味を持つんです」

ミンツさんの献身、柔軟さ、そして無私の奉仕精神が、「2024年ドロシー・フラットレー賞」受賞につながった。この賞は、深夜の電話対応、展開任務中の家族の支援、そして常に手を差し伸べようとする姿勢を持つ人に贈られるものである。ミンツさんにとって、この賞はあくまで自分が日々大切にしている信念の延長にすぎない。

「自分のしていることに情熱を持っているなら、それを何か前向きな行動に変えてください」とミンツさん。「中には評価されたくてやる人もいるかもしれません。でも自分のやっていることを本当に大切に思っているなら、自分の行動が誰かの役にたっていることのほうが、ずっと大事に思えてくるはずです」


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