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U.S. Marine Corps 1stLt James Detulleo scans his surroundings during training at The Basic School in Quantico, VA, 2021. (U.S. Marine Corps Courtesy Photo)

Photo by Sgt. Randall Whiteman

ジェームズ・デュテリオ中尉の海兵隊での歩み

14 Apr 2025 | ランドール・ホワイトマン三等軍曹 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

ジェームズ・デュテリオ中尉にとって、兵役は単なる義務ではなく使命である。軍人の家族に囲まれて育った彼は、軍人の揺るぎない献身と価値観に感銘を受けた。こうした幼少期の影響により、他者への奉仕は自分への奉仕よりも大きな意味を持つという信念が育まれた。デュテリオ中尉にとって、それは大義に貢献することであり、その原則が海兵隊での彼の歩みを導いてきた。 

「私はフロリダ州タンパのマクディル空軍基地の近くで育ったので、近所は軍人の家族ばかりでした」とデュテリオ中尉は回想する。「うちの通りだけでも、グリーンベレー隊員が1名、陸軍情報将校が2名、陸軍歩兵将校が1名、海兵隊将校が2名、そして海軍の家族がいました」 

その中で、特に彼に深い印象を残したのが、通り沿いに住む海兵隊の家族だった。 
「私はすぐにその海兵隊の家族に心をひかれました」とデュテリオ中尉は説明する。「同年代の子供たちがいたので、友達になりました」 

「その家族の子供たちと遊んだだけではありません」とデュテリオ中尉は話す。「彼らの両親から、海兵隊についての話を何時間も聞きました。彼らの目的意識や振る舞い方は、私に深い印象を残し、自分よりも偉大なものへの献身は、私の心に残るものでした」

彼らから聞いた海兵隊家族の犠牲、仲間意識、無私無欲の経験は、デュテリオ中尉の中に忘れられない印象を残した。

「私は成長する過程で、彼らに心酔していきました」とデュテリオ中尉。「そして彼らの信念が、私が最終的にたどる道を形作ったのです」。

イリノイ州に移り住み、高校を卒業後、デュテリオ中尉はイリノイ大学で歴史学の学位を取得。大学在学中に海軍予備役将校訓練課程(NROTC)に入隊し、海兵隊将校になるための正式な第一歩を踏み出した。

「NROTCは私にとって、完璧な組み合わせでした」とデュテリオ中尉は話す。「普通の大学生活を楽しみながら、軍隊の生活を経験することができました。何よりも、リーダーシップとは他者に奉仕し、自分よりも他者が必要としていることを優先させることだという信念が強まりました」

2021年5月、デュテリオ中尉はアメリカ海兵隊の少尉として任官された。次の目的地であるバージニア州クワンティコで基礎学校に通い、ライフル小隊指揮官としての訓練を通じて、必須であるリーダーシップ訓練を受けた。この厳しいプログラムでは彼の回復力と適応力が試され、さまざまな状況下で海兵隊員を統率する方法を教えられた。基礎学校修了後は、ノースカロライナ州のキャンプ・ジョンソンで財務管理官としての訓練を受け、2022年に岩国海兵隊航空基地に着任した。

岩国基地では財務管理を主な任務とした。彼は旅行担当官として職務を開始し、後に経理担当官となった。しかし、オフィス外での海兵隊員との交流が、彼に最も大きな影響を与えた。

「財務管理は非常に重要ですが、私が常に覚えているのは、基地全体の海兵隊員たちと現場で過ごした時間です」とデュテリオ中尉は話す。「警備増強部隊の司令官を務めたときも、フレンドシップデーのような地域社会イベントを企画したときも、海兵隊員との交流は、自分がなぜ海兵隊に入隊したのかを思い出させてくれました。こうした瞬間が私に目的意識を与え、奉仕への決意を再確認させてくれました」

デュテリオ中尉は、さまざまな部隊の海兵隊員と協力できるリーダーシップの機会を積極的に受け入れた。財務の任務を超えて行動することで、彼は岩国基地全体の即応態勢促進とチームワーク強化に貢献してきた。

「これらの演習やイベントを指揮したことで、大局的な見方ができるようになりました」とデュテリオ中尉。「任務の成功にチームワークと団結力がいかに不可欠であるかを明確に示してくれました」

こうした役割を通じて、デュテリオ中尉は適応力と回復力を発揮した。大規模なイベントの調整であれ、訓練演習の指導であれ、彼は一貫して任務を成功させながら課題を克服してきた。 

彼の成長の多くは、先輩の海兵隊員たちから受けた指導のおかげだという。

「一緒に仕事をした上級下士官や上級指導者たちは、貴重な教訓を私に教えてくれました」とデュテリオ中尉。「彼らは統率することの意味、部下である海兵隊員の幸福と成長を優先させる方法とはどういうことかを教えてくれました。この教訓は、私のこれからのキャリアにおいても、心に留めておく教訓です」

2024年が終わりに近づくと、デュテリオ中尉はインフルエンス・オフィサーの職に申請することで、旅路の次の一歩を踏み出した。この役職は、情報環境内の作戦を統合し、指揮官が自分の責任担当地域における情報環境および安全保障環境の両方を形作ることを可能にする。 

「インフルエンス・オフィサーの役割は人に焦点を当てることです」とデュテリオ中尉。「何が他人を動かすのかを理解し、人脈を築き、ポジティブな影響を生み出すことです。私にとって、それこそが奉仕の本質、つまり、他者の成功を助け、自分よりも大きな何かを目指して共に働くことなのです」 

申請プロセスは厳格で、指揮官の推薦と詳細な業績評価が必要だった。しかし、デュテリオ中尉の努力は実を結び、彼はそのポジションに抜擢された。彼は2025年1月末からインフルエンス・オフィサーの訓練を開始する。

「選ばれるまでのプロセスは困難なものでした」と彼は振り返る。「しかし、それは私に辛抱強く、自分の信念に忠実であり続けることを思い出させてくれました」 

岩国での生活が終わりに近づくにつれ、デュテリオ中尉は自分の旅路を形作ってきた回復力、適応力、リーダーシップについて振り返っている。先を見据えながら、彼は旅路の次の章を、成長し続け、有意義な影響を与え続ける機会だととらえている。

「海兵隊は、他者への奉仕は自分への奉仕よりも大きいという信念を強くしてくれました」とデュテリオ中尉。「それは、共に働く仲間たち、共有する任務、そして一緒に成し遂げる影響についてです。将来を見据える中で、新たな挑戦に取り組み、学び続け、さらに多くの奉仕の方法を見つけることを楽しみにしています」 


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