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U.S. Navy Aviation Support Equipment Technician Second Class Patrice Brooks, a native of Jamaica, and Aviation Electrician’s Mate First Class Celeste Taylor, a Texas native, both with Aircraft Intermediate Maintenance Department (AIMD), Iwakuni, discuss potential career paths at MCAS Iwakuni, Japan, Feb. 16, 2024. As the command career counselor for AIMD Iwakuni and president of the Coalition of Sailors Against Destructive Decisions, Brooks holds a responsibility to ensure all Sailors under her guidance are well prepared to advance their careers and be valuable contributors to the community. (U.S. Marine Corps photo by Cpl. Isaac Orozco)

Photo by Cpl. Isaac Orozco

部隊と地域社会の改善に尽力する米海軍兵

25 Aug 2024 | ケイラ・トンプソン伍長 Marine Corps Air Station Iwakuni-Japanese

軍人同士には、兄弟愛、部族、家族のような独特の絆がある。彼らは寝食を共にしながら一緒に働き、やがて互いがより有能なリーダーへと成長していくのを目の当たりにする。指導を必要とする新兵も、やがて、自分自身が部隊の一体感や集団的責任感を育む立場にあるリーダーになっていることに気づくだろう。彼らは他人の面倒を見る責任を負い、部隊をひとつにまとめる絆を強調し、他人の健康や安全を確保する道徳的・倫理的義務を負うことになる。

米軍人たちは、依存症やうつ病、孤立など、将来直面するかもしれない逆境に備えるため、既存のプログラムを拡大し続けてきた。その一人が、米海兵隊岩国航空基地、航空機中間整備部(AIMD)に所属する航空支援装備整備士のパトリス・ブルックス米海軍二等兵曹(AS2)である。パトリス・ブルックス米海軍二等兵曹はジャマイカで生まれ育ったが、12歳でニューヨークに移住。高校卒業後の2018年8月、ブルックスは米海軍に入隊した。彼女は当初、世界中を旅行できる機会と教育上の利点が得られるという理由で入隊したが、時が経つにつれ、入隊を決意したのには、より根本的な理由があることに気づいた。

「年月を経て、私には地域社会と国に対する義務感と奉仕の気持ちがあったことに気づきました」とブルックス米海軍二等兵曹。「それが究極の原動力となりました」

イリノイ州グレート・レイクス海軍基地での基礎訓練を卒業後、ブルックス米海軍二等兵曹はフロリダ州ペンサコーラにある海軍航空技術訓練センターで訓練を受けた。その後、最初の勤務地となるワシントン州ウィドビー島の北西部艦隊即応センターに赴任した。

最初の再入隊を終えた後、彼女は米海兵隊岩国航空基地のAIMDに配属され、現在はAIMD司令部のキャリア・カウンセラー、岩国基地の「破滅的決断に反対する船員連合(CSADD)」会長、性的暴行防止・対応(SAPR)被害者擁護者、妊娠・子育てコーディネーターを務めている。

ブルックス米海軍二等兵曹はAIMD司令部のキャリア・カウンセラーとして勤務する合間に、多くの後輩海軍兵を個人的に指導してきた。彼女は後輩海軍兵の昇級試験の準備を手助けする一方で、彼らが個人として、また海軍兵としても成長できるように支援している。ブルックス米海軍二等兵曹の助けのおかげで、多くの海軍兵が彼女に頻繁に連絡を取り、感謝の気持ちを伝えるようになった。

「海軍の昇級試験の結果が発表されたとき、私が前任地の司令部で指導した3人の海軍兵が試験に合格し、上の階級に昇級したことを電話で知らせてくれました」とブルックス米海軍二等兵曹。「私にとって、これはキャリアの中でも最高の瞬間です。彼らは私のアドバイスを心に刻み、私が教えたことを実践してくれたのです。その同じ日に、私が現在勤める司令部の海軍兵たちが個人的に私のところに来てくれました。彼らを励まし、最終的に試験に合格するのに役立った情報や教材を提供したことに感謝してくれました」

ブルックス米海軍二等兵曹はAIMDの同僚にも影響を与えていて、彼らは勤務時間内外を問わず、彼女の仕事ぶりに注目している。

「彼女は100パーセント、私たちの仕事と生活を楽にしてくれています」と話すのは、岩国基地AIMDの管理主任兵曹である航空整備管理担当のエティエンヌ・トーマス米海軍一等兵曹。「彼女はいつでも応対してくれます。それは彼女が朝早くに出勤して夜遅くまで残業し、AIMDの同僚や基地コミュニティの人々のために時間を割いてくれるからです。海軍兵の相談に乗ったり、勤務時間外にグループ向けの活動を企画したりと、彼女がこのAIMD司令部だけでなく、基地全体に与える影響は非常に大きなものです」

ブルックス米海軍二等兵曹が以前、自分が通った兵科学校で取り入れられていたCSADDプログラムを復活させたように、助けを必要としている人々を援助しようとする彼女の模範的な行動は、同僚の海軍兵たちの相談に乗るだけにとどまらない。

ブルックス米海軍二等兵曹は兵科学校に通っていたとき、このCSADDプログラムの代表を務めていた。彼女はボランティアとして参加していたにもかかわらず、このプログラムによる影響を完全には理解していなかったと認めている。

「私は海軍に入ったばかりだったので、このプログラムが実際に何を意味しているのか、その全容を知りませんでした」とブルックス米海軍二等兵曹。「私はミーティングに参加して、その内容を兵科学校で海軍兵や海兵隊員にそのまま伝えていました。AIMDで、CSADDは入隊間もない海軍兵たちが積極的に参加できる組織のひとつであることに気づきました。このCSADDプログラムは少し休眠状態だったので、指導部に相談しました。AIMD司令部は、このプログラムに新しい息吹を吹き込むという私の決断を後押ししてくれました。私は会長に任命され、他の何人かの船員にもプログラムに参加するよう勧めました。私たちは、司令部や地域社会に自分たちの存在をアピールし始めたのです」

ブルックス米海軍二等兵曹は、「CSADDは、『飲酒、無謀運転、その他の破滅的決断の問題に対処するための最善の予防策と介入手段を、すべての軍種の軍人に提供するため』に存在する」と説明する。「CSADDは、家族から離れて新しい環境に適応するのが困難な、入隊したばかりの軍人を対象としています」とブルックス米海軍二等兵曹。「ほとんどの場合、退屈しないようにしたり、活動的なライフスタイルを送ることで、衝動的な行動を防ぎ、ネガティブな過ちを防ぐことができます」CSADDがプログラム参加者を飽きさせないために行っている活動のひとつが、駐車場の清掃など、全員が参加できるイベントの企画である。

「私たちが毎月やっていることのひとつに、駐車場の清掃があります。参加したい人たちを募って、ゴミや捨てられた重たいものを大きな袋に集めていきます」とブルックス米海軍二等兵曹。「この活動で最も満足のいくことは、皆が使う公共の場をきれいにしたり、私たちの努力を岩国基地指導部が認めてくれたりなど、努力の成果を目の当たりにできることです」

「このプログラムは、本人、仲間、指揮官、そして自分たちが奉仕する地域社会に影響を与えかねない有害な決断を防止するのに役立ちます」とブルックス米海軍二等兵曹。「例えば、隊員が酒を飲んでいて交通手段が必要な場合、仲間に声をかけるよう奨励されています。私は、飲酒をした後にスーパーで品物を購入したいとか、基地外で食事をしたいという隊員を送迎した経験があります。支払いや報酬のためではなく、海軍兵を助けるためにやっていることです」

ブルックス米海軍二等兵曹とその仲間であるCSADDのメンバーにとって、地域社会に貢献し続けることは、そもそも彼女がCSADDに参加するきっかけとなった奉仕の精神に突き動かされている。互いを支え合い、他人の成功を手助けする方法を見つけ、人生に前向きな見方を取り入れることは、それだけで勝利や成功といえるのだ。


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