米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国基地が6月24日、 オリエントシールド21の主要陸揚げ港として使用された。オリエントシールド21は陸上自衛隊と米陸軍が毎年実施する二国間実動訓練(FTX)としては最大規模で、多次元領域及び領域横断的運用に重点を置いた訓練。
岩国基地は100台以上の貨物と4機の米陸軍AH-64アパッチの陸揚げを支援した。陸揚げされたアパッチ4機は安全確認終了後、残りの訓練に参加するために岩国基地から離陸した。この輸送後方支援は、岩国基地が、陸揚げのための港湾施設と航空施設の両方として機能できることを示している。
1985年から毎年日本で実施されているオリエントシールドは今年で35回目となり、約1400名の米軍隊員と1600名の陸上自衛隊員が参加する。FTXは大隊レベルで実施され、参加する部隊は自衛隊と緊密に連携する技術や能力を向上させるための戦術運用に焦点を置く。新型コロナウイルス感染拡大を低減させるため、部隊の中にはリモートで参加する部隊もあり、地理的に離れた環境での運用能力を高める。
訓練中、参加する日米隊員はそれぞれの意見、戦術、技術、軍としての経験、また文化をそれぞれ共有しあう。日米の戦闘即応性と相互運用性を強化するために実施されるこの訓練は、日米関係を強化し、日米安全保障条約第5条およびインド太平洋地域におけるパートナーや同盟国の安全担保(安全保障上の利益)を支援するアメリカの関与を表している。