米海兵隊岩国航空基地 -- 中国四国防衛局(CSDB)が2月23日、シンフォニア岩国で第9回日米交流合同コンサートを開催した。
このコンサートの目的は、岩国市周辺の地元住民と岩国基地との理解や協力関係を深めるため。
「コンサートを成功させるために、岩国周辺住民の皆様、各自治体の皆様、そして基地のアメリカ人住民の皆様が一緒になって協力してくれました。」と話すのは、中国四国防衛局、タケウチ・テツヤ報道官。「コンサートのためにお互いに協力し合う過程が、それぞれの文化やコミュニティの理解を深めることにつながっています。」
コンサートには岩国市と周辺自治体から7校、222名の生徒が参加し、生徒たちは全員での合同演奏のために一緒に練習を重ねてきた。合同演奏の曲目として選ばれたのは有名な映画で使われた音楽や歌で、イディナ・メンゼルの「レット・イット・ゴー」、ファレル・ウィリアムスの「ハッピー」、クラウス・バデルトの「パイレーツ・オブ・カリビアン」など。
参加した小学校は周防大島町立久賀小学校、岩国市立岩国小学校、大竹市立小方小学校、イワクニ・エレメンタリースクール。中学校は和木町立和木中学校、イワクニ・ミドルスクール。高校は1校のみの参加でマシュー・ペリー・ハイスクール。
「このコンサートは、私が今まで経験した中で最高の音楽イベントになりました。」と話すのは、大竹市立小方小学校代表のホソイ・ミスズさん。「また、楽しい時間を一緒に過ごすことで、他校の皆さんとお互いを知ることができました。」
このコンサートには中国四国防衛局の赤瀬正洋局長、岩国市教育委員会の守山敏晴教育長、岩国基地司令のリチャード・ファースト大佐も出席。
コンサートのフィナーレは参加した学校の児童、生徒全員がステージに上がり、クリステン・アンダーソン=ロペスとロバート・ロペスの「リメンバー・ミー」を合唱。
「今日、このコンサートに皆さんが参加してくれたことを、岩国基地コミュニティの代表として、とても光栄に思います。」とファースト大佐。「コンサートのためにたくさん練習したこと、言葉の壁などの文化の違いを乗り越えるために多くの努力が必要だったと思います。今日の皆さんの経験が、異文化の友人を作るモチベーションになることを願っています。今日のことを人生の礎の一つとして、記憶してほしいと思います。」