米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国市玖珂町で11月18日に開催された鞍掛城まつりに、岩国基地隊員が地元市民と一緒に参加した。
毎年、岩国市が開催しているこの鞍掛城まつりは今年で29回目。まつりでは、1555年に起きた鞍掛合戦を再現した「鞍掛合戦出陣絵巻」が繰り広げられ、岩国基地からは5名の海兵隊員が地元の市民と一緒に武者姿となって参加した。
「合戦」へ向けて準備をするため、隊員は他の参加者と一緒に学校の体育館で着替えを済ませて武者に変身。武者たちは頭に兜、全身に鎧をまとい、刀を携えた。
「海兵隊に入隊した当時のような気持ちです。」と話すのは、参加した司令部司令中隊(HHS)、管理専門職のマイケル・ラム一等兵。「鎧を着たことが一番、うれしかったです。気持ちが鼓舞され、本当に楽しく参加することができました。」
出陣式の後、隊員たちは祭り会場を歩きながら露店の食べ物を楽しんだり、地元の参加者と一緒に写真撮影をしたりした。
「お祭りは素晴らしかったです。」とラム一等兵。「食べ物もおいしくて、串焼きをたくさん食べました。それから写真もいっぱい撮りました。甲冑姿で歩く人々を見るのは珍しいことですし、特に外国人の甲冑姿は珍しかったと思います。」
ラム一等兵は「隊員は基地外の団体から提供されるボランティアの機会を楽しむべきだ」という。
「このようなボランティアの機会は二度とないことかもしれません。参加できるイベントにはできるだけ参加することが重要だと思います。これまでに二つのイベントに参加しましたが、どちらも自分にとっては初めての、素晴らしい体験ができました。」