米海兵隊岩国基地 -- 11月3日、岩国市にある絆スタジアムがオープンして1年が経つのを記念する式典が行われ、岩国市と岩国基地の住人が出席した。
「絆スタジアムは、岩国基地と岩国市、そして岩国市民の皆さんとの関係に大きな影響を与えてきました。」と話すのは、岩国基地司令、リチャード・ファースト大佐。「普段はスポーツに注目が集まりますが、他にも文化交流イベントなども開催されています。このことが、私たちの関係構築に役立っているのです。」
1周年記念式典では、元メジャーリーガーの左腕、ランディ・ジョンソン氏のサイン会も行われた。現役時代の記録は通算303勝、4875奪三振、2015年に野球殿堂入りしている。
岩国基地と岩国市に住む10歳から15歳までの子供たちのため、JR西日本野球チームによる野球クリニックも開催れ、子供たちの野球技術向上のための指導が行われた。
「米軍慰問協会(USO)がランディ・ジョンソンさんと彼のスタッフをこの式典に招待してくれたこと、また、マリンコー・コミュニティ・サービス(MCCS)や岩国市役所もこの式典のために多大な労力を費やしてくださったことに感謝申し上げます。」とファースト大佐。「ランディ・ジョンソンさんは素晴らしい投手であると同時に、偉大なアメリカ市民の一人でもあります。ジョンソンさんが岩国に来て海兵隊員、海軍隊員、陸軍隊員、空軍隊員、そして日本人の皆さんと触れ合う機会を作ってくれたことは素晴らしいことです。ジョンソンさんに会った人はみんな、素晴らしい時間を過ごすことができました。」
ファースト大佐は「絆スタジアムでこれから計画されているイベントを楽しみにしている」という。
「12月には岩国市主催のマラソン大会があります。」とファースト大佐。「岩国海上自衛隊、第31航空群司令の森田義和海将補と一緒に私も参加しますが、皆さんにも是非、参加していただきたいです。ここでは多くのイベントが常に開催されています。」
「我々は地域社会のメンバーです。」とファースト大佐。「日本の地域社会の皆さんに、私たちは日本人とその財産、そして文化を大切に思っていることを知ってほしいと考えています。」