米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国市主催の防災ワークショップが8月25日に行われ、岩国基地住人が参加した。
このワークショップではレスキュー隊のデモンストレーション、安全手順についてのクラス、緊急時における実地訓練が行われた。岩国市は、この周辺で発生が予想される自然災害に岩国市民が備えるためにこのワークショップを開催している。
「先日も大きな豪雨災害が発生しましたので、外で起きていることに恐怖を感じる人もいます。」と話すのは、マリンコーコミュニティサービス(MCCS)、文化交流プログラム担当のワタナベ・ミキエさん。「このワークショップはあのような災害に備えるために役立つものです。」
ワークショップは教室での講義から始まった。参加者は配布物を受け取り、想定される緊急時にどう行動するべきかの講義が行われた。
教室での講義終了後は、全員でガレージに移動。ガレージでは岩国市が運用する緊急車両について学んだ。懸垂下降訓練用のタワーでは、岩国市消防隊の隊員が負傷者を救助する訓練を見せてくれた。
「このワークショップについて聞いたときは、ただシュミレーターを楽しく操作する程度にしか思っていませんでした。ですが実際は、緊急事態に備えるとはどういうことかについて多くを学ぶことができました。」と話すのは、この日、岩国基地から参加したクリスティーナ・ソーシャンチャックさん。
その後、参加者は水害時の安全に関するビデオを鑑賞。消火器の使用方法や煙が充満した部屋からの脱出方法、地震が起きた時の避難の仕方を実際に自分たちで経験しながら学んだ。
「体験ルームが一番、よかったです。」とソーシャンチャックさん。「消火器は前に見たことはありましたが、実際に使ったのは今日が初めてでした。これは今日、実際に体験したことの中で価値のある経験の一つです。」
岩国市では、日本の環境における自然災害に詳しくない外国人を対象にしたワークショップを開催している。これらの防災ワークショップや文化ワークショップは、岩国基地、文化交流プログラムを通じて参加できる。