米海兵隊岩国航空基地 -- F-35ライトニングII航空機は3つの派生型を持つ第五世代ジェット戦闘機である。2019年中に米軍の従来機すべてを代替する計画になっている。
このような大規模なプログラムでは、航空機に関する契約内容が満たされているか、また、米国政府がその支出に見合う価値を得ているかを確認する仕組みが必要とされる。
この仕組みは、太平洋地域の現地導入支援任務部隊(SATAF)がF-35統合戦闘攻撃機の品質保証調査計画(QASP)を実施するという形で行われる。
「我々は、太平洋地域にF-35を配置設定する任務を担っています。」と話すのはSATAF太平洋地域担当官(岩国基地駐留)のジャスティン・イトウ大尉。「F-35プログラムでは高額な契約が多くあり、米国政府は契約が確実に履行されているかどうかを確認する必要があります。それはつまり、米国政府は契約業者のパフォーマンスを評価する人員を各現場に配置する必要があるということです。」
司令部司令中隊、通信情報システム部、情報技術者のタハラ・カツジさん(岩国市在住)は、契約担当官(COR)が契約業者に対する評価、つまり監査内容を保管できるシェアポイントのサイトを作成するという難題に挑んだ。シェアポイントサイト内で監査内容データをデータベース化することは重要である。なぜなら、契約業者の動向を追跡し、効率化を奨励し、透明性をもたらし、上層部が監査内容データを見て、それらの情報から学ぶことができるからである。
イトウ大尉は4月11日、タハラさんが岩国基地でこのシェアポイントサイトの作成に尽力したことに対して、感謝状を贈呈した。
タハラさんは、このシェアポイントサイトを4日間で完了したことを認められた。このサイトは、F-35ライトニングII航空機システムの関連業務を担当する契約業者の監査内容を文書化し、追跡、参照するために使用される。
「総合的に見て、タハラさんが作ったサイトは彼本来の業務をはるかに超えたものです。」と話すのは、F-35契約担当(COR)兼SATAF太平洋地域担当(岩国基地駐留)のデイビッド・ナシアさん。「この仕事をタハラさんに依頼したのは先週でしたが、たった4日間で完了しました。タハラさんに(F-35)プログラムの緊急性、複雑性、重要性を強調したので、本当に早く終了してくれました。」
ナシアさんは太平洋地域における監査実施の責任者である。
このサイトが導入され、CORの仕事が存在する前までは、このSATAF下におけるF-35契約業者に対する監査は実施されていなかった。
「私がこの仕事に就いたときは、誰もこれらの監査を実施していないことを知りました。そのため、書類を作成し、ナシアさんがCORとして仕事ができるようにあらゆることをしました。現在はこれらの監査業務を実施できるため、より透明性が高まりました。」とイトウ大尉。
イトウ大尉はCORの仕事を作り出し、契約業者の仕事の質や効率性を確実に保つために多くの手順を踏んできた。それに加えて、ナシアさんやタハラさんの努力とイトウ大尉の前向きな考え方が一緒になり、数百万ドルもの経費を削減し、岩国基地以外のF-35部隊も使用できる将来性を秘めた進歩を遂げることができた。