米海兵隊岩国航空基地 -- シンフォニア岩国のコンサートホールで2月24日、第8回日米親善コンサートが開催され、岩国基地のアメリカ人生徒と地元地域の日本人生徒が出演した。
このコンサートは、互いに文化の異なる日米の生徒たちが一緒に音楽を演奏をし、言葉の壁を乗り越え、音楽を通じて友情を築く機会となった。
コンサート開始前、岩国市の福田良彦市長、岩国基地司令のリチャード・ファースト大佐、中国四国防衛局の赤瀬正洋局長がそれぞれ挨拶し、このコンサートのために生徒たちが重ねてきた努力について話をした。
「私と同じように、皆さんのご両親、友人、ご家族は皆さんのことを誇りに思っています。」とファースト大佐。「たくさんの人がこのコンサートのために努力してきたことを知っています。個人個人でたくさん練習を重ねてきましたが、合同練習は一回しかできませんでした。そのため、今年は少し想定外のこともあり、生徒の皆さんは乗り越えなければならないこともありました。」
ファースト大佐は、「このコンサートが生徒の皆さんにとって素晴らしい経験になり、ずっと心に残る思い出になることを望んでいます。」と付け加えた。
今回、このコンサートに初めて参加した高森小学校吹奏楽部は「となりのトトロ」を演奏。続いて、基地内のイワクニエレメンタリースクールと一緒に「アメイジング・グレイス」を演奏した。
次に和木中学校吹奏楽部の生徒が「コンサートマーチ『ストレート・ロード』」と「宝島(T-SQUARE)」を演奏した。
続いて基地内のイワクニミドルスクールがステージに登場し、1980年代のユーリズミックス、マイケル・ジャクソン、クイーンの音楽コレクションを演奏した。言葉の壁はあったが、観客は音楽に合わせて踊ったり、手拍子をしたりして楽しんだ。
高森小学校6年のイシオ・リョウタさんは、「コンサートは楽しかったです。」と話した。コンサートでトランペットのソロを演奏したイシイさんは、「アメリカ人と一緒に『アメイジング・グレイス』の演奏ができたことが一番よかったです。アメリカ人生徒と一緒に演奏することは、一生のうちに何度もできる経験ではないので、貴重な体験でした。」と付け加えた。
フィナーレでは、生徒全員の演奏と歌による「イッツ・ア・スモールワールド」。全員がステージに登壇し、日米のハーモニーを奏でた。
「ホスト国である日本の学校の皆さんと一緒に日本の歌を演奏して、素晴らしいつながりを作ることができました。」と話すのは、岩国基地、ペリーエレメンタリースクールとイワクニエレメンタリースクールの音楽教諭、クリストファー・キミー先生。「日本の小中学生の皆さんと一緒にコンサートに出演しましたが、彼らはとても素晴らしかったです。」