米海兵隊岩国航空基地 -- 岩国市内のレストラン「エグレッタ」で2月23日、医療シンポジウムが行われ、岩国基地のロバート・ケイシー診療所、歯科クリニックの専門職員とスタッフが岩国市内の病院関係者と一緒に参加した。
岩国市内の病院関係者は年に一度集まり、日米両方の地域社会に貢献するために共通の話題や問題の解決方法を話し合っている。
フジモト・クリニックの心臓外科医、フジモト・ヒロユキ医師は、「このシンポジウムは毎年開催されていますが、基地と市内の病院関係者とのつながりを築くために役立っていると思います。というのも、このシンポジウムで日米の病院関係者が顔を合わせることで、ただ患者から紹介状を受けとるだけでなく、お互いに協力できるからです。」
シンポジウムの最初は、岩国医療センター(ICC)の整形外科医、ハタ先生が挨拶。ハタ先生は様々な骨折例を見てきて、それに対応する処置例を発表した。
ハタ先生に続き、ロバートケイシー診療所、歯科クリニックの理学療法士、セラ・ブルベイカー海軍大尉が理学療法の様々な状況について話した。また、岩国基地が日本の医療関係者と関係を築くことの重要性についても指摘した。
「私たちが今いる日本は外国であり、アメリカと同じ医療資源があるわけではありません。」とブルベイカー海軍大尉。「ホスト国である日本の皆さんは私たちを患者として受け入れることを厭わず、私たちが本来受けることのできないサービスを提供してくれていることは、素晴らしいことです。」
岩国診療所の副所長、ジャッキー・チェン米海軍大佐が閉会の挨拶をすると、相互運用性を高め、日米関係を強固なものにするために、参加者はこの夜の残りの時間を過ごした。