米海兵隊岩国航空基地 -- 周南国際児童クラブが2月12日、マシュー・ペリー小学校の招きで岩国基地を訪れ、日本文化のパフォーマンスを披露した。
ペリー小学校とイワクニ小学校の児童に日本舞踊、歌、演奏、武道を披露するため、周南児童クラブから60名を超える子供たちが岩国基地を訪れた。
児童クラブの代表、ササムラ・マモルさんは、「毎年、日本人の小学校、中学校、高校の子供たちはペリー小学校やイワクニ小学校の子供たちと友情を深めてきました。」と話す。
コンサートのオープニングは、岐山(きさん)小学校の森脇千夏さん、松本彩瑛さん、加藤穂優雅さんによる斉唱と新南陽高校吹奏楽部による演奏で、アメリカ国歌「星条旗(Star-Spangled Banner)」。
ペリー小学校、イワクニ小学校の音楽教諭、クリストファー・キミー先生は、「お互いの文化を分かち合うことができる、このようなイベントは大切です。周南国際児童クラブの皆さんは今日のコンサートのためにたくさん練習してくれました。また、今日は日本の学校が祝日でお休みですが、岩国基地まで来て、私たちのために練習の成果を披露してくれました。」と話した。
吹奏楽部が「レットイットゴー(Let It Go)」を演奏し始めると、聞いていた子供たちはライトを照らし、すぐに一緒になって歌い始めた。
ササムラさんは「日本の子供たちは一生懸命がんばりました。そして、アメリカの子供たちも一生懸命聞いてくれました。」と話した。「『レットイットゴー(Let It Go)』は一番素晴らしかった。これまでの8年間であのような場面は一回もなかった。」と付け加えた。
最後のパフォーマンスでは、合唱部と吹奏楽部がペリー小学校とイワクニ小学校の子供たちに一緒に歌おうと声をかけ、全員で「イッツアスモールワールド(it’s a Small World)」を合唱した。
「このイベントで私が一番気に入ったのは、日米の子供たちが交流している姿を見たことです。アメリカの子供たちは音楽を聴いて、反応していました。また、感謝もしています。」とキミー先生。「お互いの言葉を知っている必要はありません。音楽が私たちをつなげてくれるのです。」